前回の話

 麗子が浮気しているというメッセージが届くようになって、3ヶ月が過ぎた。毎回ではないが、動画のURLも添付される。僕は、すっかりとその動画を期待するようになってしまっていた。恐らくたくさんある動画を、小出しにしてくる。教授室で、麗子が奉仕する動画ばかりだ。セックスをしている動画もあるが、基本的には麗子が一方的に腰を振って奉仕をしているような動画だ。
 ただ、全て過去の物ばかりだ。メッセージは、麗子がまだ教授と浮気をしているというないようだった。それなのに、現在の動画は送られてこない。麗子が過去に教授と不適切な関係だったことは事実だと思うが、今も続いているというのは違うのではないか? そんな風に思う。どちらにしても、誰がメッセージを送ってきているのかわからないので、それがとても不安だ。


「お帰りなさい。お疲れ様」
 笑顔で出迎えてくれる麗子と息子。息子の無邪気な笑顔を見ていると、疲れが溶けていくのを感じる。そう言えば、今日は麗子の復帰初日のはずだ。どうだったの? と聞くと、
「うん。久しぶりだから疲れちゃった。でも、楽しかったよ。学生に戻ったみたいな感じで」
 と、無邪気に楽しそうに笑う彼女。まだあの教授いるのだろうか? もしかして、また調教が始まっている? 色々な疑念を感じてしまうが、今の麗子がそんなことはしないはずだと思うようにした。食事をしながらも、麗子は今日一日の報告をしてくる。本当に楽しそうだ。
 妊娠して出産し、子育てで忙しくしていた。最近、やっと落ち着いてきた感じがある。子育ては、想像以上に大変で忙しいと感じた。でも、その分楽しみも多いし、幸せな気持ちになる。話の流れで、土曜日に息子と二人で緑地公園に行くことになった。3人で行っても良いのだけど、二人で行くことにした。別に、麗子の過去の酷い動画を見てしまって、彼女のことが嫌いになったわけではない。ずっと息子の面倒を見ている麗子に、ゆっくりしてもらいたいだけだ。

 そして、楽しい食事の時間は終わった。不思議と、麗子の過去の動画のことは気にならなくなっている。なんだかんだ言っても、過去のことだ。もちろん、ショックは受けたし驚いたが、誰にでも過去はある。それよりも、メッセージを送ってきている相手のことが気になる。いったい、誰なんだろう? 本当に心当たりもないし、気持ち悪いと思ってしまう。
 翌日も、メッセージが届いた。それは、いつもとは勝手が違うメッセージだった。
”昨日の動画です”
 短いメッセージだ。そして、動画のURLも張り付けてある。昨日……麗子が大学に働きに行った日だ。もしかして、まだ教授はいるのだろうか? そもそも最初の頃のメッセージで、教授と麗子はまだ続いていると書いてあった。やっぱり本当だったのだろうか?
 会社の屋上に行き、こっそりと動画を再生すると、いつもの教授室が映る。でも、色々と違っている。机の上にはパソコンのモニタがあるし、キーボードも見える。以前の動画にはなかったはずだ。具体的には比較しないとわからないが、印象が違って見える。たぶん、調度品なんかも変化しているように思う。
 そして、テーブルの前に立っているのは、麗子だ。それも、今現在の麗子だ。髪型も今と同じだし、なによりも下着姿になっていて、その下着はこの前着ていたセクシーなランジェリーだ。僕を喜ばせるために買ったと言っていた、黒のレース造りのゴージャスなものだ。

 脚が震えてしまう。結局、本当だった。麗子は、昨日も教授と浮気をしている……。そういう事だと理解した。テーブルの反対側には、あの教授が映っている。元々白髪だったので、さほど印象は変わらない。スマホの画面では、歳を取ったのはよくわからない。
「綺麗だね。セクシーだよ」
 教授の声が響く。
「本当ですか? 興奮してくれますか?」
 麗子は、明らかに嬉しそうだ。
「興奮するよ。久しぶりだしね。もう、来ないのかと思ってたよ」
 教授は、これまでの動画とは違って嬉しそうで優しそうだ。年を重ねたから? 久しぶりだから?
「ごめんなさい。色々忙しくて……でも、ずっと想ってました」
 麗子は、そんなことを言いながら彼に近づく。そして、椅子に座る彼の前にひざまずくようにして彼のズボンを脱がせ始めた。あらわになる彼のペニス……そう言えば、カメラの位置も少し変わった気がする。誰がこのカメラを管理しているのだろう?
「フフ、やっぱり素敵です。先生のおチンポ、大っきくてドキドキしちゃいます」
 麗子は、すっかり牝の顔になっている。いつもの優しい母親の顔はどこにもない。そのまま舌を伸ばしていき、彼のペニスに絡みついていく。確かに、大きい。繊細で知的な雰囲気のする教授だが、まるでアダルトビデオの男優のように立派なものがそそり立っている。
 麗子は、躊躇なくフェラチオ奉仕を始めた。あまりにも自然な流れだ。久しぶりと言いながらも、麗子の動きには迷いも躊躇もない。久しぶりというのは、どれくらいのスパンなのだろう? メッセージの通り、僕との結婚後も会っていたのだろうか? まったく見当もつかないまま、それでも画面を見続けた。

 麗子は、丁寧に時間をかけて奉仕を続けている。それは、射精させることが目的という感じではなく、奉仕すること自体が目的になっているようだ。こんな風に奉仕をすること自体に、喜びを感じているのだろうか? 麗子としては、彼に対してどんな感情を抱いているのだろう?
「プラグ、入ってるの?」
 唐突に質問する彼。これだけ長いこと奉仕をされていても、まだ射精する感じはないみたいだ。
「はい、入ってます……」
 麗子は、恥ずかしそうに言う。
「じゃあ、ひり出してごらん」
 教授は、意味がよくわからない指示をした。プラグ? ひり出す? 意味がわからず画面を見ていると、麗子はランジェリーの下を脱ぎ始めた。躊躇なく脱いでしまうと、秘部が丸見えになる。そして、麗子は彼に対して後ろを向き始めた。すると、お尻が丸見えになり、何か黒いものが見えた。ゴムのような、シリコンのような、そんな素材感だ。

 プラグなんだろうか? お尻に入っている? すると、軽くお尻を突き出すようにしながら、力を入れる仕草を始めた。と言うよりも、うめき始めてしまった。あの麗子が、うめき声をあげて力んでいる。普段のおしとやかな姿からは想像できない行為だ。
 すると、黒いもの……プラグがググッと押し出されるようになっていく。アナルに入っているものを、手も触れずに排出しようとしているみたいだ。ただ、なにか引っかかっているような感じになり、出てこない。でも、アナルが目一杯拡がっていくのが見える。やっぱり、明らかにカメラの位置が変わっている。もしかしたら、カメラはひとつではないのだろうか? そもそも、誰が設置したのだろう?

「うぅ……あぁ、で、出ます、うぅっ」
 顔を真っ赤にしながら力み続ける麗子。すると、アナルが目一杯広がり、黒いものが出てくる。それは、球状の大きな塊みたいに見える。でも、少しアナルから飛び出ているが、あまりに大きくて引っかかってしまっている。
 麗子のアナルは、驚くほど拡げられてしまっている。こんなに大きなものが、よく入ったなと思うような状態だ。そして、必死で力み続ける麗子。すると、徐々にではあるが、黒い球状のものが出てくる。
 それは、想像を超えて大きいみたいだ。目一杯拡がっているように見えるアナル……でも、それでも出てこない。引っかかってしまっている。
「うぅ、もう少し……あぁ、先生、出ます……で、でも……漏れちゃうかも……」
 麗子は、耳まで真っ赤にしながら言う。強い羞恥を感じているようだが、それでもまだ力み続けている。信じられない光景だ。麗子が、こんなものをアナルに入れている……そんなにも拡張されていたのだろうか? まったく気がつかなかったことだし、この目で見ても信じられない気持ちだ。

「かまわないよ。出してごらん」
 教授は、明らかに声が興奮している。動画では冷静沈着な態度ばかりだったのに、意外なリアクションだ。麗子は、さらにお尻を突き出していく。そして、うめき声も大きい。まるで、出産でもするようないきみ方をしている。
 限界を超えて拡がるアナル……プラグはかなり出てきている。でも、まだ全容がわからない。今の時点でも、すでに缶コーヒーの缶くらい太いと思う。まだ隠れている部分は、さらに大きいのだろうか?
「あぁぁっ、いやぁ、うぅぁうあっ!」
 麗子が絶叫に近い声をあげると、黒いプラグが音を立てて飛び出していき、壁にぶつかって鈍い音を立てた。すごい勢いで射出されたプラグ……麗子は、泣いているような声をあげている。でも、何かが漏れると言うことはなく、プラグだけが飛び出ていったようだ。

 飛び出たプラグは、信じられない大きさだった。卵のような楕円形で、太さはペットボトルほどありそうだ。とてもアナルに入るような大きさではないように見える。そして、プラグが抜け出たアナルは、信じられないくらいに拡がったままだ。
 ぽっかりと穴が空いたようになっているアナル……思わず心配してしまうような光景だ。

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