前回の話

「ほら、もっと力入れろ。落としたら、またみんなの前で排泄だぞ」
 哲也の冷たい声が響く。普段の彼からは想像しづらいような、サディスティックな口ぶりだ。
「イ、イヤァ、ダメ、それだけはダメぇ」
 紀香は、泣きそうな声をあげる。そして、必死で力を込めているような仕草をし始めた。がに股姿の紀香が、必死で膣に力を入れて鉄アレイを保持している。膣から紐が伸びて鉄アレイに結ばれているが、膣の中はどうなっているのだろう? ただ、そんなことよりも、みんなの前で排泄という言葉に反応してしまった。


 慌てて紀香に聞くと、
「公園で……みんなが見てる前で色々なことされた……」
 と、声を震わせながら言う。でも、それはイヤだったとかネガティブな感情ではなく、単に興奮しているような雰囲気だ。思わず、どんなことをされたのかと聞いた。
「裸になったり、ご主人さまとのセックスを見られたり……ケツマンコにディルド入れたままだったから、抜けて漏らしたりもした……」
 紀香は、顔が真っ赤になっている。大勢に、排泄する姿を見られたのだろうか? 話の流れでは、当然大きい方を漏らしてしまったのだと思う。そんな姿を、アイツ以外にもさらけ出した? 紀香は、どんなことをされたのだろう?

 もっと話を聞こうとするが、画面の中の紀香が悲鳴を上げた。膣からぶら下がっている鉄アレイが、抜けそうになっている。
「ほら、もっと頑張れ。それとも、みんなに見て欲しいのか?」
 哲也が冷たく言う。すると、紀香ははしたないがに股姿のままさらに力を込める。そればかりが、指をアナルに入れ始めた。そうすることで、膣が締まるのだろうか? あまりにも必死で、あまりにも浅ましい姿だ。

「うぅっ、ダメぇ、イク、イクぅっ」
 紀香は、こんな破廉恥な状況でもイキそうになっている。とろけきった顔、必死で力を込める姿、俺の知っている紀香とはまったく違う。
「ほら、頑張れ。あと30秒」
 哲也が応援している。どうやら、時間を決めているようだ。そして、10秒を切ると、カウントダウンが始まった。紀香はうめきながら力を込める。でも、またオルガズムに達したのか、身体をガクガク震わせてもいる。
 そのままカウントダウンが進み、哲也のゼロという言葉と同時に、鉄アレイは床に音を立てて落ちた。
「で、出来ました、ご主人さま、おチンポくださいぃ」
 紀香は、震える声で言う。そして、立ちバックの姿でお尻を突き出し、膣口を両手で大きく拡げる。カメラは、開かれた紀香の膣を撮していて、ぽっかりと穴がいたようになっている……。中のピンク色の秘肉まで見えてしまっているような状態だ。
「よく頑張ったね。次は、10キロでやってみよう」
 急に優しい声に代わる哲也。紀香は、嬉しそうにハイと返事をした。そして、哲也はカメラを固定アングルにすると、フレームインした。全裸の彼……ペニスはいきり立っている。ヘソを越えるような立派なイツモツに、畏れの感情が湧く。紀香に聞いていた以上に、大きく見える。このサイズがあれば、紀香の膣もアナルもガバガバにしても楽しめるのだと思う。

 人の妻の膣を、ガバガバにする……あまりにも酷い調教だ。でも、紀香はそれを喜んで受け入れているし、俺も興奮してしまっている。世の中には、開けてはいけない扉があるのだと思う。そして俺は、それを開けてしまった。紀香の開けた扉も、あとには戻れないような扉なのだと思う。
「あぁ、太いぃ、ご主人さまのおチンポ、奥まで届いてますぅ」
 紀香は、挿入されただけで果てた。身体をガクガク震わせ、硬直させている。その顔は、本当に気持ちよさそうで、幸せそうだ……。
「ほら、締めてみろ。特訓の成果を見せてみろ」
 哲也は、冷たく命令する。すると、紀香は力を込め始めた。
「うぅっ、どうですか? 紀香のオマンコ、締まりますか?」
 紀香は、必死の顔で言う。すると、隣にいる紀香が俺の手を自分の膣に導き、指を挿入させた。熱い肉に包み込まれる感覚……でも、緩めのオナホみたいな緩い感覚だ。
 紀香は、妖艶に微笑むだけで何も言わない。少し怖くなってしまった。すると、いきなり指が締め付けられた。一気に圧迫されて、思わず指を引き抜こうとした。でも、締まりが強くて動かない。
「どう? 10キロでも平気になったんだよ。膣トレ続けて、ご主人さまに喜んでもらうんだ」
 紀香は、興奮しきった顔だ。哲也に隷属することに、無上の喜びを感じてしまうのだろうか? こんな扱いをされているのに、どうしてそんなにも隷属したがるのだろう? 不思議に思ってどうしてなのかと聞くと、
「ダメだってわかってるのに、もっとって思っちゃうの。オマンコガバガバにされたらダメに決まってるのに、どんどん気持ちがエスカレートする……。ダメなことされることに、気持ち良くなるの。興奮しちゃうの……もっとダメなことされたいって思っちゃう」
 紀香は、真面目なタイプの女性だ。そんな女性だからこそ、ハマるのかもしれない。調教やSMプレイは、脳のセックスでもあるのかもしれない。俺には想像もつかない世界だが、紀香が他の男に染められるのを見て、どうしようもないくらいの興奮を感じてしまうのは事実だ。

 俺は、こんな状況なのに、外でのプレイのことを聞いた。どうしても気になってしまう。てっきり、アイツの部屋で調教を受けていると思っていた。まさか、屋外プレイまでしているなんて想像もしていなかった。
「公園とかだよ。遅い時間だと、ほとんど人がいないから……全裸で首輪つけられて、リードで散歩させられたりしてた」
 紀香が、犬みたいな扱いをされていた? 想像しただけで、焦燥感のような気持ちがわき上がる。誰かに見られたりしなかったのかと聞くと、
「見られた……恥ずかしすぎて動けなかった」
 と、答える紀香。でも、その顔は恥ずかしがっていると言うよりは、明らかにとろけている。思い出して興奮している? 紀香に、露出プレイの趣味があったのだろうか? 俺の知らなかった事だ。

「でも、イッちゃったの……見られながら、イッた。見られてるだけなのに、声あげながらイッたの」
 紀香は、声がうわずる。興奮と快感を感じてしまっているような態度だ。説明は続き、何度もそんなことをしていたこともわかる。そして、ギャラリーに見られながらのセックスもしたようだ。
「見られてると、本当に恥ずかしいの……でも、気持ち良すぎて頭が真っ白になる……」
 紀香は、そんなことを言う。俺は、見られただけなのかと聞いた。
「うん。見られただけ……でも、みんなオナニーしてた。おチンポ出して、しごいてた」
 紀香は、壮絶なことを言う。大勢におかずにされながら、セックスをしていた? 想像を超えた状況だ。でも、その状況で何も手出しされなかったというのは、にわかには信じられない気もする。

「ご主人さまが、怒ってくれたから。でも、少しは触られた……ゴメンね」
 紀香は、そんなことまで言う。でも、哲也はちゃんと対応したようだ。見ず知らずの男達に、紀香を同行させるようなことまではしなかった……当たり前のことかもしれないが、ホッとした。俺は、ホッとしながらも聞いてしまった。本当は、触られたりしたかったのじゃないかと。
「……うん。触られたいって思った。精液ぶっかけられたいって思った」
 紀香は、顔を真っ赤にしながら言う。でも、やっぱりさらに興奮したような感じもある。回されたいって思ったのかと聞くと、
「その時は……いまは思ってないよ。でも、その時は回して欲しいって思ってた」
 紀香は、罪悪感にまみれた顔だ。興奮すると、見境がなくなるのだろうか? でも、そんな発言をした紀香に、興奮してしまう俺がいる。紀香が、見ず知らずの男達に回される……想像しただけで、脚が震えそうだ。でも、俺は射精感すら感じるレベルで勃起してしまっている。

「ねぇ、破裂しちゃいそうだよ? そんなに興奮するの? 私が見ず知らずの人達に回されるの、見たいって思ってる?」

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