前回の話

 僕は、うめきながら射精を続けた。射精の間際、千里さんがくわえてくれたので、精液は全て彼女の口の中にぶちまけてしまった。千里さんは、射精している僕のペニスに舌を絡め、バキュームするように吸ってくれている。これだけで、快感が何倍にも大きくなるような感覚だ。
 画面の中では、萌が遥人さんとキスをしている。抱き合いながら、夢中で舌を絡めるキスをしている。そして、萌の腰はまたうごめいている。何度オルガズムに達しても、まだ足りないようだ。
「またイッちゃう。遥人さん、好きっ、遥人さんもイッて下さいっ!」
 萌は、すっかりと遥人さんとのセックスにハマってしまっている。感情も、かなり動いているようだ。まさか、ここまでの関係になっているなんて、この目で見ても信じられないくらいだ。萌は、僕とのセックスでも凄く感じてくれる。不満なんて、持っていないと思っていた。


「萌ちゃん、イク、一緒に……」
 遥人さんも、まったく余裕のない声だ。ついさっき射精したのに、そのまま立て続けの射精だ。
「パパ、あんなに続けてしてる……私とは途中でフニャフニャになるのに」
 千里さんは、嫉妬した顔で言う。でも、それだけではなく、寂しそうな表情も混じっている。口にぶちまけた精液は、全部飲んでくれたみたいだ。車の中で、こんな事までしてしまっている。さっきまでは、イルカを見て楽しいデートだったのに、すっかりと雰囲気が変わってしまっている。
 そして画面の中の二人は、キスをしながらセックスを続ける。そして、遥人さんがうめきながら射精を始めると、萌も遥人さんに抱きつきながら身体を硬直させた。そのままキスを続ける二人。動きは止まっているのに、舌だけは絡み続けている。
「萌ちゃん、奥が好きなのね。気持ちよさそう……可愛いのに、意外に淫乱なんだ……」
 千里さんは、複雑な表情を浮かべながら言う。ヤキモチを焼いているのは間違いないが、それだけではない感情も渦巻いているのだと思う。

 千里さんは、キスを続ける二人が映る画面を消した。そして、そのまま僕にまたがって挿入を始める。ショーツをずらすと、さらに腰を下ろしてきてそのまま入れてしまった。狭い車内で、かなり無理のある行為だ。でも、萌の動画の影響もあるのか、僕は興奮したままだ。射精したばかりでも、まったく萎えることなく勃起している。
「あぁ、気持ちいい。やっぱり、じゅん君のおチンポの方が気持ちいいわ」
 千里さんは、すぐにとろけた顔を見せる。そして、そのまま腰を振り始めた。あまり大きな動きは出来ないが、それでもなまめかしく腰を動かしている。あまり車の停まっていない階に停めたとは言え、いつ人が来てもおかしくない。そんな状況でのカーセックスは、ドキドキしてしまう。
「萌ちゃん、遥人に夢中だね。心配?」
 あえぎ声混じりに聞いてくる千里さん。もちろん、心配だと告げる。
「萌ちゃん、じゅん君としているときよりも感じてるでしょ? 遥人とのセックス、本当に気持ちいいみたいだね。しょっちゅうしてるのよ。全然気がつかなかった?」
 耳元で煽るように言う彼女。僕は、嫉妬のあまり腰を突き上げるように動かし始めた。
「うぅあっ、あっ、ダ、ダメっ、車揺れちゃうっ、イヤッ、アンッ、見られる、見られちゃうっ!」
 慌てる千里さん。でも、さらに気持ちよさそうにとろけた顔に変わっている。僕は、興奮と嫉妬と焦燥感で訳がわからなくなっている。そんな状況のまま、激しく腰を突き上げ続ける。確かに、車は揺れているはずだ。でも、理性が働かない。

「人来ちゃうっ、ダメっ、イヤァ、あぁっ、アンッ、うぅあぁっ、イクっ、イクっ、オマンコイグぅっ」
 千里さんは、周りを気にしながらも激しく感じている。僕は、そんな千里さんにさらに興奮しながら激しく腰を突き上げる。泣きそうな顔であえぎ続ける彼女……どう見ても、いつもよりも気持ちよさそうだ。見られるかもしれないのに、そんなに感じて良いんですか? と煽るように言うと、
「ヒィッ、うぅあぁ、ダメぇ、そんなのダメぇ」
 と、怯んだ顔を見せる。でも、さらに強い快感を感じているようで、全身に力が入り始めた。僕は、思いきって千里さんの上着をまくり上げた。ブラジャー丸見えの姿になり、
「ダメっ! 見られちゃうぅっ!」
 と、大慌ての彼女。でも、そのままブラジャーまで引き下げてみた。小ぶりで形の良い胸が丸見えになる。千里さんは、さらに泣き顔に変わる。
「ダメっ、見られちゃうっ、うぅぁあっ、イクぅっ、んおぉっ、おおぉおぉっ、オマンコイグぅっ!」
 千里さんは、明らかにリアクションが大きくなっている。間違いなく、興奮しているし快感も大きいみたいだ。なんとなくそうかな? と思っていたが、千里さんは実はドMなんだと思う。どう考えてもSキャラだと思っていたが、実は全くの逆だった。

 僕は、腰を突き上げながら見られちゃいますよと煽る。
「ダメっ、ダメェッ」
 千里さんは、叫びながらも身体を起こしたままだ。外から丸見えになる体勢を、維持し続けている。そして、膣も驚くほど締まって動いている。まるで、ペニスをしごくような動きで脈動している。
 僕は、人が来たと言ってみた。もちろん、本当に来ているわけではない。
「イヤァ~! ヒィ、グゥゥッ」
 千里さんは、悲鳴を上げながら歯を食いしばる。そして、必死で声を押し殺す。同時に、身体が硬直して強ばってしまった。そして、少しして腰のあたりがガクガクと痙攣状態になった。深いオルガズムに達したのが伝わってくる。さらに締め付けるように、搾り取るように動く膣……そのままなすすべもなく射精してしまった。
「うぅあぁ、熱い……じゅん君、好き、大好きぃ」
 甘えたような顔を見せる彼女。普段の少し冷たく感じるくらいの美貌が、トロトロにとろけてくちゃくちゃになっている。でも、そんな表情が可愛いと思ってしまった。

 僕は、彼女を抱き寄せてキスをした。すぐに絡みついてくる舌、感情のこもったキスだ。僕も、千里さんのことを好きだと思っている。キスにも、感情がこもってしまう……。
「人、こっちに来た?」
 千里さんが、不安そうに聞いてくる。怖くて外を見られないようだ。僕は、来てないよと伝えた。
「もう! イジワル!」
 千里さんは、頬を膨らませる。そんな仕草がたまらなく可愛い。普段のイメージとは、結構違う部分があるなと感じた。
「いっぱい出たね。じゅん君も気持ち良かった?」
 千里さんは、うっとりと甘えた表情だ。もちろん、メチャクチャ気持ち良かったことを伝えた。
「夫婦そろって、不倫しちゃってるね。でも、良い刺激かもね」
 千里さんは、乱れた衣服を整えながら助手席に戻った。そして、そのまままたフェラチオを始めてくれる。それは、舐めて綺麗にするような、いわゆるお掃除フェラだ。さすがに、このままプレイを続ける気はないのだと思う。
「フフ、凄いね、ここの所が本当に気持ちいいわ」
 そんなことを言いながら、カリ首を舐め回す彼女……最高の気分だ。千里さんの顔は、本当に綺麗だ。萌が可愛い顔をしているのとは違い、美しく整っている。誰が見ても、美人だというはずだ。
 そんな彼女が、上目遣いでお掃除フェラをしてくれていると言うことだけで、また射精感すら感じてしまうほどに興奮してしまう。

「じゃあ、戻ろっか」
 千里さんは、さっきまでとは打って変わり、無邪気な笑顔で言う。僕は、ペニスを仕舞うと車を走らせた。車が動き始めると、水族館の話が始まった。すっかりと、健全モードに戻ったみたいだ。
「大地町って知ってる? クジラ博物館があるところ」
 千里さんが、そんな質問をしてくる。クジラ博物館は知らなかったが、地名は知っている。確か、イルカ漁でニュースになっていた。
「そう、そこ。でも、イルカと触れ合える場所もあるのよ。すぐ間近まで来て、可愛いのよ」
 千里さんは、本当にイルカやクジラが好きみたいだ。確かに、メチャクチャ可愛いとは思う。
「今度、みんなで行こうよ。あっくんも、大喜びするわよ」
 確かに、イルカと触れ合えたら息子も大喜びすると思う。でも、こんな会話をしながらも、萌のことが気になってしまう。まだ、セックスをしているのだろうか? さすがにもうやめているとは思うが、朝からずっとしていたと思うと、不安な気持ちが膨らむ。

「フフ、萌ちゃん、まだしてるかもね。クジラみたいに、潮吹いてるかも」
 ドキッとすることを言う千里さん。本当に不思議な感覚だ。お隣の奥さんと、デートをしている。そして、セックスもしているし、萌と遥人さんのセックスを覗き見までしている。異常すぎる状況だと思うが、それにも慣れつつある。
 そして、帰宅すると、遥人さんの家には照明が付いていた。カーテンから漏れる光……まさか、まだセックスの最中? 恐ろしくなってしまう。
「あれ? まだしてるのかな? 凄いね、ちょっとカメラ見ちゃおっか」
 千里さんはイタズラっぽく微笑むと、タブレットの画面をつけた。アプリを操作し、また画面を出すと、二人は普通にお茶をしていた。服も来ているし、ケーキを食べている。ホッとしたが、仲よさそうにお茶をする萌を見て、激しく嫉妬してしまった。

「あら、さすがにもう終わってるわね。どうする? 合流しちゃう? それとも、また抱いてくれるかしら?」
 千里さんは、妖艶に微笑みながら挑発してくる。僕らも朝から何度もしているので、さすがにもう無理だ。興奮はするが、イマイチ勃起が弱い。
「フフ、さすがに疲れちゃった? じゃあ、マッサージしてあげるわ」

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