前回の話

 さっそく桃子さんとのデートが始まった。30歳の桃子さん……僕よりも一回り年上だ。それでも、清楚で可愛らしいその姿は、とてもそんな年齢には見えない。美魔女……そういう事ではなく、本当に同年代くらいの女性にしか見えない。肌の張りもエグいし、色白でシミひとつない美肌だ。
「手、繋いでも良い?」
 桃子さんは、はにかみながら聞いてきた。頬がほんのりとピンク色に染まっていて、少女のような初々しさだ。思わず抱きしめたくなるくらいに、可愛らしいと思ってしまった。


僕は、もちろんですと言って自分から彼女の手を握った。
「ゴ、ゴメンね、汗でビチョビチョ」
 桃子さんは、やっぱり恥ずかしそうだ。その手は、確かに手汗で濡れている。すでにセックスもした間柄でも、こんなに緊張するのだろうか? あまりにも可愛らしくて、彼女のことがもっと好きになってしまう。好きになっても、先がない恋愛だ。それでも、僕はすっかりと彼女に夢中になってしまっている。

「なんか、ドキドキしちゃう。こんなの、何年ぶりかな? ありがとう。こんなおばちゃんとデートしてくれて」
 桃子さんは、本当に無邪気に嬉しそうだ。僕も楽しいと伝えたし、こんな風にデートしたことはないと伝えた。
「どうして? 浩太君、イケメンなのに……」
 桃子さんは、本当に不思議そうだ。でも、実際にデートなんてしたことがない。好意を持たれていると感じたことがあっても、なかなか自分から誘うことが出来ない性格なので、チャンスを逃し続けてしまった。
「じゃあ、今日は楽しもうね。本当に嬉しいよ」
 桃子さんは、そう言って心から楽しそうに微笑んでくれた。そして、歩き始める彼女。今日のデートは、どこに行くのかも聞かされていない。すると、桃子さんは駅に向かって歩き始めた。人妻の彼女と、こんな風に手を繋いで歩いて良いのかな? と思った。でも、考えてみれば旦那の直太朗さん公認で、セックスまでしている。そんなことを考えていると、駅に着いた。
 そして、電車に乗ってさらに移動をする。こうやって一緒に歩いていると、本当に楽しいし嬉しい。こんなに可愛らしい彼女が出来たら最高だろうなと思う。電車の中でも、桃子さんはけっこう見られている。やっぱり、これだけ可愛いと男性の目を引いてしまうのだと思う。誇らしいような気持ちになるが、直太朗さんへの嫉妬心のようなものも膨らむ。
 そして、乗り換えながら移動が続く。桃子さんは、ずっと上目遣いで僕を見てくる。媚びたような雰囲気に、たまらなくドキドキしてしまう。このまま抱きしめてキスをしたい欲求と戦いながら、色々会話を続けた。

 そして、どんどん乗り換えてもう大阪だ。でも、なんとなくどこに行くのかわかってきた。テーマパークだ。子供の頃によく連れて行ってもらった。大学の友達とも、行ったことがある。
「15時から安くなるんだよ。USJは、好き?」
 桃子さんは、けっこうテンションが上がっている。このペースだと、16時前にはつきそうなので、けっこう遊べると思う。僕は、ジェットコースターやアトラクションが凄く好きだと伝えた。
「私も。でも、食事したりゆっくりするのも好きだよ」
 無邪気に楽しそうな彼女を見ているだけで、幸せな気持ちになる。そして、思った以上に早く到着出来た。平日の夕方でも、意外に人がいる。でも、何時間も並ばないといけないと言うこともなく、さっそくジェットコースターに乗った。乗ってる時にかかる音楽を選ぶと、
「浩太君、それなんだ。私もだよ。フフ、大好き」
 と、はにかむように行ってくる彼女。本当に、自分の彼女とデートをしているような錯覚に陥る。そして同時に、直太朗さんに嫉妬してしまう。こんな奥さんがいたら、最高だと思う。それなのに、他人に抱かせるなんて狂っている……そんな風にも思ってしまった。

 ゆっくり進むアトラクションの時は、桃子さんはずっと手を握ってくる。本当に、僕のことが大好きというのが伝わってくるようで嬉しい。
「楽しい。浩太君も楽しい?」
 桃子さんは、少し心配そうだ。僕が最高に楽しいと答えると、本当に良い笑顔をしてくれた。
「こんなおばちゃんに付き合ってくれて、嬉しいよ。浩太君、大好き」
 桃子さんは、可愛らしい女の子みたいだ。とても人妻には思えないし、おばちゃんには見えない。そして、食事をした。ステーキハウスみたいなレストランだ。
「美味しいね。浩太君は、お肉と魚、どっちが好き?」
 僕が肉だと答えると、
「じゃあ、今度夕ご飯作ってあげるね。沢山食べて」
 桃子さんは、グイグイと来る。本当に彼女になってくれているみたいな気がしてくる。そして、また乗り物に乗る。桃子さんは、手を繋いで身体も密着してくる。胸が腕に当たり、ドキドキする。そして、どうしても勃起してしまう……。

 桃子さんは、少し雰囲気が変わってきた。なんというか、媚びた牝のような雰囲気に変わってきている。発情でもしてしまったのかな? と言う表情も見せてくる。良い雰囲気……そんな感じだ。
 そして、閉園時間が迫ってきた。すると、桃子さんはまた手を繋いで歩き始めた。そのまま外に出て、電車での移動が始まる。桃子さんは、やっぱり発情したような顔をしている。どう見ても、セックスしたいという雰囲気だ。
「楽しかったね。また来たいな……」
 名残惜しそうに言う彼女。また来ましょうよと言うと、本当に嬉しそうに微笑んでくれた。桃子さんは、言葉数が減って僕をじっと見つめるような時間が増えた。桃子さんは、大阪で乗り換える時、そのまま駅を出た。
 どこに行くのかと聞いても、グイグイと僕を引っ張っていく。そして、ラブホテルに入った。
「ゴメンね、エッチで……したくなっちゃったの。イヤ?」
 桃子さんは、耳まで真っ赤にしながら聞いてくる。僕は、イヤなはずがないと答えた。部屋を選んで入室すると、すぐに抱きついてキスをしてくる彼女……舌が僕の口の中で暴れ回る。荒い息遣いと、激しい舌の動き。桃子さんはかなり興奮しているみたいだ。

 清楚な見た目からは違和感を感じるくらい、激しいキスをしてくる。桃子さんは、そのまま僕をベッドに押し倒すようにして転がした。すぐに僕の服を脱がせ始める彼女……あっという間に全裸に剥かれてしまった。あまりにも積極的な態度だ。すると、桃子さんはスカートをたくし上げながらショーツを脱ぐ。そのまますぐに僕にまたがると、あっという間もなく挿入してしまった。
「うぅっ、浩太君、好き、大好きっ」
 桃子さんは、一瞬でとろけた顔を見せる。桃子さんの膣周りは、驚くくらい濡れている。さっき脱ぎ捨てたショーツも、大きなシミが出来て変色している。
 僕は、あまりの快感にうめいた。でも、すぐにコンドームをつけていないことを伝えた。かなり慌ててしまった。人妻と避妊なしでセックス……さすがにマズいと思った。
「大丈夫……今日は平気だから。浩太君の、中に欲しいの」
 桃子さんは、そんなことを言いながら腰を動かし始めた。着衣のまま、腰を振る彼女……本当に、セックスしたくてたまらなかったような態度だ。
 熱くてキツキツの膣……脱毛してパイパン状態の秘部も見え隠れする。シチュエーションのせいもあるのか、早くも射精感が強くなってきた。本当に、このままではすぐにイッてしまいそうだ。

「固いよ……浩太君の、カチカチになってる。好き? 私のこと、好き?」
 桃子さんは、真っ直ぐに僕の目を見ながら聞いてくる。もう、好きでたまらない気持ちだ。僕が好きだと伝えると、桃子さんは本当に嬉しそうなかをする。そして、さらに激しく腰を動かしてくる。
「桃子って呼んで欲しい……お願い」
 桃子さんは、発情しきった顔で言う。僕が、桃子好きだと言うと、彼女は身体を硬直させるようにしてブルッと震えた。
「私も好き。大好き。イッちゃったよ。浩太君に好きって言われるだけで、イッちゃうの」
 桃子さんは、怖いくらいに感情をぶつけてくる。嬉しい気持ちが大きいが、少しだけ怖いと思う気持ちもある。まさか、直太朗さんを捨てて僕と一緒になると言うことは言い出さないと思うが、そんなことを考えてしまう。でも、それは僕にとっても望むところなのかもしれない。

 桃子さんは、清楚な顔を淫らに歪ませながら腰を動かし続ける。もう本当に限界だ。うめきながら射精を始めると、桃子さんも身体を硬直させながら果てた。
「浩太君の、ドクンドクンってなってる……好き……愛してる」
 桃子さんは、そう言って僕に倒れ込んでくる。そのままキスをする彼女……感情のこもったキスだ。僕も、夢中で彼女の舌をむさぼりながら抱きしめた。
 すると、桃子さんのスマホが鳴った。
「なお君だ……」
 画面を見て、一瞬表情が曇る彼女。僕も、かなり動揺してしまった。まだ桃子さんとは、繋がったままだ。すると、桃子さんはすぐに電話に出た。
「もしもし、なお君、もう帰ったの?」
 桃子さんは、本当に普通なの口調で対話を始めた。
「そっか、早かったね。うん、違うよ、うん。買い物じゃない」
 桃子さんは、やっぱり普通に会話をしている。動揺しているのは、僕ばかりだ。すると、桃子さんの膣がキュウキュウとうごめくように動き始めた。痛いくらいの締まりと、搾り取られてしまいそうな感覚……桃子さんを見ると、ビックリするくらいに興奮した顔だ。

「なにしてると思う?」
 挑発的な声を出す彼女。僕は、緊張しすぎて喉がカラカラだ。でも、考えてみれば、今さらセックスをしていることをとがめられることはないと思う。
「そうだよ。いま、浩太君の入ってるの。私の中に、入ってるよ」
 桃子さんは、そう言った途端にブルブルッと身体を震わせる。またオルガズムに達してしまったようだ。てっきり、直太朗さんがドヘンタイなだけで、桃子さんは彼のためにやむを得ずしているのだと思っていた。でも、桃子さんもかなりのドヘンタイな気がしてきた。
「そうだよ、セックスしてるの。なお君にナイショで、デートしてるの」
 桃子さんは、いつものおっとりとした感じがウソのように、挑発的な顔を見せている。
「そうだよ、デート。USJに行ったよ。なお君、なかなか連れて行ってくれないから、浩太君と行ったんだよ」
 桃子さんは、心配になるほど挑発を繰り返す。さっきから膣はうごめきっぱなしで、動いてもいないのに射精しそうな感覚が湧いてきた。

「楽しかったよ。ずっと手を繋いで歩いてたの。エッチだけじゃなくて、デートも素敵だったよ。浩太君優しいし、楽しいし、イケメンだし……愛してるって思っちゃった……違う。思ったんじゃない。愛してる。本当に愛してるの。ごめんね」

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