前回の話

 あっけなく射精してしまった僕の前で、二人のセックスは続いている。キッチンでの情事……まさに、不倫の一場面という光景だ。キッチンに座るようになりながら対面座位になり、濃厚にキスをしながらセックスを続ける二人……涼子は、すっかりと裕也に夢中になってしまっている。
「イクっ、うぅっ、裕也のおチンポ、気持ちいいところにずっと当たってるの。あぁ、ダメ、ヒロミ見ないで、イク、凄いの来るっ、うぅっ、あぁっ、イグイグっ、オマンコイグっ、んおぉっ、ヒロミ、見ないでぇっ!」
 涼子は、罪悪感にまみれながら叫ぶ。でも、僕の名前を叫んでいるのに、裕也のことしか見ていない。まさか、たった一回のセックスでここまでハマるとは思っていなかった。


 裕也のサディストぶりにも驚くが、涼子の淫乱ぶりにただただ唖然としてしまう。僕が知らなかった彼女の本当の姿……ディルドを隠し持っていて、こっそりとオナニーをしていたことにも驚くが、あの強気な涼子がドMなことに一番驚いている。

「ほら、イケっ、他人棒でイケっ!」
 裕也は、言葉責めのような言葉をかけながら腰を動かし続ける。長さを生かして、ロングストロークで責めつつ、角度をつけて色々なところを刺激している。
「んおぉっ、そこぉ、もっと突いてっ! 裕也のおチンポで、めちゃくちゃに犯してっ!」
 涼子は、どんどん高まっていく。もう、すでにオルガズムにも達しているのに、さらに貪欲に快楽をむさぼっている。
「ほら、ここ見ろ。動いてるだろ? チンポ、ここまで入ってるぞ」
 裕也は、そんなことを言いながら涼子のヘソの上を指差す。すると、確かに裕也の腰の動きに合わせるように、ヘソの辺りが動いているのがわかる。こんなに奥まで入っている? この目で見ても、信じられない思いだ。

「あぁ、凄い……動いてる。おチンポ動いてるのわかる……」
 涼子は、魅入られたように動きを見つめている。内臓はどうなっているのだろう? そんな心配をしてしまうくらい、奥の方まで入っている。
「触ってみろ。ポルチオ両方から刺激出来るぞ」
 裕也がそんな指示をする。ポカンとした顔で、意味がわかっていなさそうな涼子……でも、すぐにヘソの辺りを押し始めた。
「す、すごい……おチンポわかるよ。動いてる……」
 涼子は、手の平の感触に驚いている。
「押してみろ。ギュッて押してみろ」
 裕也が指示をすると、涼子は不安そうに押し始めた。
「ヒィッ、あぁ、これ、イグっイグゥ~~~っ」
 涼子は、お腹越しに裕也のものを押した途端、強いオルガズムに達した。
「ほら、もっと押せ」
 さらに指示をする裕也。涼子は、快感にとろけきった顔でお腹を押し続ける。ギュッとへこむくらいに、強く押しているのがわかる。
「ダメ、これダメ、うぅっ、すぐイッちゃうっ、イキすぎておかしくなるっ」
 涼子は、必死の顔で叫びながらもさらにグイグイとお腹を押している。かなり強い力を加えているのがわかる。
「おぉ、気持ちいい。俺のも刺激されるよ。ほら、俺のチンポもしごいてみろよ」
 裕也は、楽しそうに声をかけ続ける。涼子は、必死の顔になっているのに、さらにグイグイと力を入れていく。でも、さすがにお腹越しにペニスを握ることまでは出来ず、強く押してさするようにするくらいだ。

「もう無理っ、イキすぎてダメぇっ」
 涼子は、泣き叫ぶような声で頭をブンブン振っている。すると、裕也がお腹を押し始めた。さらに強く押し込んでいき、お腹がへっこむ。
「ダメぇっ! ホントに無理っ! 死ぬっ、死んじゃうっ! オマンコ気持ち良すぎて死ぬぅっ」
 涼子は、涙も流し始めた。それでも裕也は責め続ける。腰をリズミカルに振りながら、お腹をグイグイ押し続ける。
「ほら、涼子も乳首触ってみろよ。千切れるくらい摘まんでみろ」
 裕也が、サディスティックに言い続ける。すると、涼子はもうダメだと言っているのに、乳首を摘まみ始めた。指示通り、グニャッと変形するほど強く摘まんでいる。
「イグっ、イグゥ~~っ、おっぉおおおぉおぉっぉおっ」
 涼子は、アダルトビデオの女優のように野太い声とあえぎ声を入り混じらせながら叫ぶ。本当に、狂ってしまうのではないかと心配になるほどのリアクションだ。すると、唐突に漏らし始めた。
「いやぁ~~っ!」
 キッチンのシンクも調理台もビチャビチャになっている。強いアンモニアの臭いが、潮吹きではないのを伝えてくる。
「なに漏らしてんだよ。締まりが悪いな。ほら、もっと締めろ」
 裕也は、冷たく指示をしながら腰を動かし続ける。涼子は、ごめんなさいと言いながら力を入れた顔になる。でも、どうしても漏らすのを止めることが出来ないようで、床もキッチンもビチャビチャになっていく。さっきも漏らしてしまっていたので、そこら中が酷いことになっている。

「涼子、こんなの初めてだろ? こんなに感じたこと、今までないだろ?」
 裕也は、得意気に言う。涼子は、すっかりと泣き顔になっていて、
「こんなの知らないっ、こんなの初めてっ! 好きっ、裕也、好きっ、もっと堕としてっ!」
 と、感極まったような声で叫んだ。すると、裕也がキスをした。唇が触れると同時に、涼子の舌が裕也の口に飛び込んでいく。とんでもない光景だ。涼子は、完全に夢中だ。堕とされてしまったとしか言えない。

「よし、イクぞ。中に出すからな」
 裕也が、とんでもない宣言をした。さすがに許されることではないが、もう今さらだと思ってしまう気持ちもある。
「ダ、ダメっ! 出来ちゃうっ、今日はダメなのっ!」
 さんざん生セックスを続けていたくせに、今さらパニックになっている。でも、ダメな日と聞かされて、僕の危機感も一気に高まる。
「違うだろ? 出してくださいだろ? 危険日マンコに、他人種たっぷり注いでくださいって言え」
 裕也は、すっかりと人格が変わってしまったようだ。彼が、ここまでサディストだとは知らなかった。マッチョだけど、人の良いイメージだった。

「出してっ! 危険日マンコに他人種注いでくださいっ! ヒロミが見てる前で、種付けしてっ! ヒロミが見てる前で、妊娠するっ!」
 涼子は、絶叫しながら身体をガクガク震わせる。快感が強すぎて、表情も酷いことになっている。垂れたよだれや鼻水、涙も流れている。
「あぁ、出るっ、涼子、孕めっ!」
 裕也は、そんなことを言いながら射精を始めた。奥まで押し込んだ状態で、うめきながら射精をしている。中に出された涼子は、のけ反って天井を見るような状態になりながら身体を痙攣させている。言葉も出てこないような状態だ。それなのに、両脚を裕也の身体に絡ませている。最後の一滴まで搾り取ろうとしているような動作だ。

「ふぅ……メチャクチャ出た。マジで孕んだんじゃない?」
 裕也は、急に元に戻った。そして、凄く心配そうな顔だ。すると、涼子が裕也の身体を押しのけながら、
「なに中に出してんだよ。出来たらどうするんだよ。マジで無責任だな」
 と、怒った顔で言う。慌てる裕也を尻目に、浴室の方に行ってしまった。
「悪い……なんか、ノリすぎた。マジで危ない日なの?」
 裕也は、不安そうに聞いてくる。でも、僕も知らないことだ。知らないながらも、気にするなと伝えた。悪いのは、全部僕だ。

「出来たらどうするつもり?」
 裕也が不安そうに聞く。僕は、自分の子として育てると答えた。
「……マジか。スゲぇな、オマエって」
 裕也は、かなり驚いた顔をしている。すると、涼子が戻ってきた。
「ほら、ヒロミ……来いよ。すぐしないと、負けるぞ。裕也はもう帰っていいから」
 そんなことを言いながら、僕の腕を掴んで寝室に引っ張り始めた。ヒロミは、あっけに取られながらも素直に服を着始める。そして、僕と涼子が寝室に入り、今さらかもしれないが生セックスを始めた。

「ほら、もっと腰振れよ。そんなんじゃ、裕也のザーメン掻き出せないだろ」
 涼子は、すっかりといつもの姉さん女房に戻っている。僕は、できる限り力強く、なるべく奥まで押し込みながら腰を振った。少しでも感じさせたい一心で、夢中で腰を動かし続けている。
「そんなに興奮した? アイツとエッチしてるの見て、興奮した?」
 涼子は、どこか不安げな顔で聞いてくる。僕は、素直に興奮したと伝えた。隠しても仕方ないことだし、射精しているところまで見られてしまっている。

「私も興奮した……ヒロミが見てるって思ったら、止まらなくなった。ダメって思ってるのに、もっと欲しいって思った……ゴメン。ヒロミ、愛してる」
 涼子は、泣きそうな顔で謝りながらキスをしてきた。キスをしながら腰を振り続けると、情けないことにもう射精しそうな感覚だ。あれだけ出しても、まだ興奮も快感も強過ぎるみたいだ。
 夢中で腰を振り続けると、精液が溢れてくる。奥まで挿入出来ていないので、奥の方の精液は掻き出せていないはずだ。それでもかなりの量が溢れていて、寝室が青臭い臭いに包まれている。
 いつもとはまるで違う感覚だ。違う女性の膣に入れているような、不思議な感覚だ。涼子も、いつもよりもさらにあえがない。気持ちよさそうな感じは、少しもない。
 思わず、気持ち良くないの? と聞いてしまった。
「う、うん。今はちょっと……アイツの、デカすぎておかしくなっちゃってるみたい」
 涼子は、そんなことを言う。敗北感で胸が苦しくなってしまうが、いきなり射精してしまった……。
「えっ? もしかして、出した?」


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