前回の話

「ふ~ん、やっぱり先輩ってそっちなんだね。男の僕にお口でしてもらいたいの?」
 里央は、からかうように言う。口の周りには精液が付着していて光っていて、なんとも言えない淫靡な雰囲気だ。尚之は、異常なキスに興奮しきっていて、すぐにうなずきながら、
「して欲しい。口でして欲しい」
 と、興奮した声で言った。里央はニヤニヤとした笑みを浮かべると、彼のペニスを舐め始めた。小ぶりな舌が、発達したカリ首に絡みつく。
「あぁ、ヤバい……気持ちいい」
 尚之は、気持ちよさそうに声を漏らした。里央はカリ首を執拗に舐め回しながら、
「先輩の、エグいね。こんなの入れられたら、まさみさん痛がるはずだよね」
 と言っている。その顔は、明らかに興奮しているようだ。男のペニスを舐めながら興奮する……里央自身も戸惑いは感じている。


「里央……くわえて」
 尚之は、もう躊躇もなくなっている。気持ち良くなることしか考えられなくなってしまっているようだ。
「入るかな? 先輩の、ぶっといもん」
 里央はそんなことを言いながらも、口を大きく開けた。小柄な里央なので、口も小さい。目一杯可愛らしい口を開けながら、尚之の血管がうねる逞しいペニスをくわえ込んでいく。
 それは、ギリギリのサイズ感だった。歯が竿に当たりながら、尚之のペニスは里央の口内に入っていく。里央は、くわえ込みながらカリ首に舌を絡ませる。
「あぁ、ヤバい……気持ちいいよ」
 尚之は、快感が強いことに戸惑っている。男相手にこんなにも感じてしまうことに、自分自身理解が追いついていない状態だ。

 里央は、上目遣いでフェラチオを続ける。尚之は、その可愛い顔で見つめられて無性に興奮している。まさみとのセックスでは、フェラチオはあまりない。してもらうときも部屋を暗くしているので、こんなにはっきりと顔が見えているわけではない。
 尚之は、照れたような顔をしている。里央があまりにも真っ直ぐに彼の顔を見つめながらフェラチオをしているので、照れてしまっているようだ。
 里央はペニスを口から吐き出し、カリ首回りを舐め回す。
「やっぱり太すぎるよ。どうしても歯が当たっちゃう。ゴメンね」
 そんなことを言いながら、卑猥に舌を絡ませている。そればかりか、手で竿をしごいたり睾丸を刺激したりもしている。
「メチャクチャ気持ちいいよ。もしかして、経験あるのか?」
 尚之は、不思議そうな顔をしている。あまりにも里央のフェラチオが気持ちいいので、そんな疑問を持ったようだ。
「フフ、ナイショ。ねぇ、僕のおちんちんも舐めて」
 里央は、そう言ってシックスナインの体勢に移行していく。強引に尚之の顔にまたがるようにして、ペニスを押しつける。尚之も、ほとんど抵抗なくペニスをくわえ込んだ。

 里央は、気持ちよさそうにうめく。うめきながらも、尚之のさらに固くなったペニスを舐め回す。
「固くなった。僕のおちんちんくわえて、興奮してるの? 先輩って、ドヘンタイなんだ」
 からかうように言いながらも、里央も興奮した顔だ。彼のペニスも鉄のようにガチガチに固くなっていて、尚之の口の中で今にも暴発してしまいそうになっている。
 尚之は、徐々にコツが掴めてきた。自分がされて気持ちいいことをするだけなので、すぐに勝手が掴めた。
「気持ちいい……先輩、上手だね。もしかして、練習してたの? ミルクちゃんのしてあげるときのために、自主トレしてた?」
 里央は、本当に楽しそうに言う。
「そ、そんなわけあるかよ。里央の真似してるだけだから」
 尚之は、里央に声をかけられるまで無心にフェラチオしてしまっていたことに、ハッと気がついた顔になって顔を赤くした。

 尚之は、フェラチオにまったく抵抗感も嫌悪感も感じていないことに、あらためて不思議に感じている。むしろ、口の中で固さを増したことに嬉しいとすら思ってしまっている。そして里央も、嬉しそうにしか見えない顔でフェラチオを続けている。
 男同士でのシックスナイン……異常な状況だが、二人とも無心でフェラチオを続けている。ただ相手に気持ち良くなってもらうことだけを考え、舌を絡めて軽くバキュームもしながら続けている。
 里央は、手を伸ばして尚之の逞しい大胸筋も触り始めた。乳首を刺激すると言うよりも、筋肉全体を触りたい……そんな触り方だ。それでも里央の柔らかい手が乳首に触れると、尚之は大きくうめく。快感が強くなりすぎて、声が抑えられないようだ。
 里央は、尚之が快感の声を漏らすのが嬉しく、夢中でカリ首に舌を絡めながら乳首を刺激し続けた。里央のペニスもさらに固さを増し、尚之もさらに熱を込めてフェラチオを続けていく。

 そして、二人とも限界まで射精を我慢した後、ほとんど同時にお互いの口の中に射精を始めた。勢いよく飛び出してきた精液を、二人はそのまま飲み干していく。二人とも嫌悪感は感じておらず、強い快感にうめきながら飲み干していく。
 そして、長い射精が終わると、里央が体勢を変えて尚之にキスを始めた。精液まみれの口のまま、二人は夢中で舌を絡めていく。射精した直後でも、二人とも興奮した顔のままキスをしている。二人とも、ペニスはガチガチに固くなったままだ。
 キスをしながら、尚之のペニスをしごき始めた里央。尚之も、すぐに里央のペニスをしごく。射精したのに興奮が収まらない二人は、お互いのペニスを狂ったようにしごいている。
 画面の中では、ミルクちゃんがディルド相手に腰を振りながら射精をし、大量に飛び散った精液を自らの口に集めて飲み干している。画面の中でもアブノーマルすぎるシチュエーションになっているが、二人も夢中で男同士のキスを続けている。

 長いキスが終わると、二人ともしごくのをやめた。
「気持ち良かった……先輩、めちゃ上手じゃん。経験あるんじゃないの?」
 里央は、いつもの感じに戻っている。さっきまでの、発情した牝のような雰囲気は消えている。尚之も、やっと冷静さを取り戻したような雰囲気だ。
「オ、オマエこそ、したことあるんだろ? スゲぇ気持ち良かったよ」
 尚之は、妙に照れた顔になっている。
「ナイショだよ。でも、気持ち良かった。なんか、先輩とキスするとドキドキしちゃった。僕って、そうなのかな? 女の子好きなんだけどな」
 里央は、戸惑った顔をしている。
「いや、俺だってそうだよ。まさみがいるし」
 尚之も、困ったような顔をしている。自分自身の感情がよくわからなくなってしまっているみたいだ。
「あっ、浮気だ。まさみさんに言っちゃお」
 里央がからかうように言う。
「バ、バカ、ダメだって」
 慌てる尚之。
「言えるわけないじゃん。先輩のおチンポ、いっぱいくわえてキスもしちゃいましたなんて」
 里央は妙に色っぽい目つきになっている。
「それもそうか。でも、ヤバいな、メチャクチャ気持ち良かったよ。まさみより上手だったし」
「フフ、本当に? なんか嬉しいな」
 里央は、まんざらでもない顔だ。そして、里央は尚之の大胸筋を撫で始めた。
「良い身体だね。カッコいい」
 そんな風に言いながら、胸を撫で回す彼。手の平が乳首を刺激して、尚之は思わずうめく。
「フフ、敏感だね。舐めて欲しい?」
 里央が、真っ直ぐに尚之の目を見つめながら聞く。その表情は、男とは思えないくらいに妖艶で淫靡なものになっていて、尚之は思わずたじろぐ。でも、すぐに舐めて欲しいと告げた。
「先輩、底なしだね。絶倫じゃん」
 からかうように言いながらも、乳首を舐め始めた里央。尚之の顔を見つめたまま、嫌らしい舌遣いで舐めている。
「あぁ、ヤバい。マジで気持ちいい。里央、上手だよ」
 そう言って、尚之は里央の頭を優しく撫でた。里央は、その瞬間身体に電流が流れたような感覚になっていた。頭を撫でられているだけで、多幸感を感じている。里央は、幸せな気持ちのまま尚之の乳首を舐め続けた。

 尚之は、上目遣いで見つめながら乳首を舐め続ける里央を見て、本当に可愛いなと思っていた。もともと中性的というか、女の子みたいな顔だと思っていたし、イケメンと言うよりは可愛い顔だと思っていた。今は、もっと可愛いと思っている。そして、無性にキスをしたいと思ってしまっている。
 可愛らしい顔で、卑猥に舌を使い続ける里央。まさみとの淡泊なセックスとはまるで違い、射精しても興奮が収まらない。まさみに不満は感じていなかったが、セックスは多少物足りないと思っていたのは事実だ。
「フフ、まだギンギンじゃん。もっと出したいの? 玉の中、空っぽにしてあげようか?」
 里央は、尚之が感じている顔がたまらなく可愛いと思っている。もっと感じさせたいという気持ちでいっぱいだ。尚之は、恥ずかしそうにうなずいた。射精してもしても終わりがない。そんな状態になっている。
 画面の中の動画は、すでに終わっている。ミルクちゃんが自分の精液を飲み干して、口の周りをドロドロにした状態で終わっている。それに引き替え、尚之と里央の行為は終わる気配を見せない。

「先輩、可愛い」
 そう言って、里央は尚之のペニスを舐め始めた。上目遣いで尚之の顔を見つめたまま、イヤらしく舌を絡めていく。指で乳首や睾丸も刺激しながらのフェラチオは、最高に気持ちいいようだ。
 尚之は、切なげな顔でうめく。里央を見つめながら、快感にうめき続けている。里央は、そんな尚之の顔を見つめたまま、大きすぎるペニスをくわえ込んでいく。
 喉の方まで入ってきたペニス……里央は、舌を絡めたり頬の内側に亀頭を押しつけてこすったりしている。可愛い顔が内側からペニスで歪み、尚之はさらに強い興奮を感じている。
「カチカチ。凄いね、ザーメン出してもカチカチのままなんだ。ねぇ、どうして欲しい? どんなことされたい?」
 里央は、小首をかしげるような仕草をしながら聞いた。その仕草を見て、最高に可愛いと感じた尚之。素直にキスをして欲しいと告げた。
「そんなに僕とキスしたいの? 先輩、ドヘンタイだね。でも、良いよ、してあげる」

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