前回の話
【続きは出典元から】
健吾は、早速のぞみの浮気相手を探し始めた。健吾の希望は、のぞみの元彼とのセックスだったが、のぞみはそれを拒否した。
さすがに元彼と再会するのは抵抗があるし、セックスするのはもっとイヤだと言った。でも、そんな風に答えながらも、のぞみは迷っていた。
元彼に抱かれたい気持ちはある。健吾の提案に乗っかりたい気持ちもあった。でも、元彼にあの頃のように抱かれたら、健吾に見せられないような姿をさらしてしまいそう……そんな危機を感じて、元彼との話は断った。
健吾は、多少ガッカリしたが、元から元彼とのセックスを同意してもらえる可能性は低いと考えていた。そして彼は、もともと考えていたとおり、ネットで相手を探し始めた。
普段から、たまに覗いていた寝取られ系の掲示板。写真は載せずに募集をかけると、瞬く間に返信が集まる。健吾は、想像以上の反応に戸惑いながら、メッセージに目を通した。
そのほとんどが単独男性からのメッセージで、カップルや夫婦からのメッセージはとても少ない。単独男性からのメッセージには、写真が添付されている率が高く、そこにも健吾は驚いていた。
まだ、相手がどんな人間なのかもわからないうちから、顔写真や男性器の写真を添付してくる……悪用されることは考えないのだろうか? と、人ごとながら健吾は心配していた。
健吾は、メッセージにすべて目を通し、絞り込んでいく。そして、候補をのぞみに見せた。
「こんな写真……凄いんだね……」
のぞみは、男性器の写真を見て絶句している。勃起した状態の写真など、普通はまず見ることなどない。のぞみは、恥ずかしそうにしているが、その写真を見て子宮の奥がうずくのを感じていた。
のぞみは、真剣にメッセージに目を通している。なかなか絞り込めないようだ。そのまましばらくメッセージに目を通し、最終的にこの人が良いと選んだメッセージは、40歳の自営業の男性のものだった。
その男性、松下は単独男性で、男性器の写真を添付していた。温和そうな顔をしている男性だが、男性器の写真は数あるメッセージの中では一番の巨根だった。
ヘソを越える位置までそそり立つペニスは、太さもペットボロほどあるように見える。なによりも、カリ首の形が目立っていた。
張り出したカリ首は、指が隠れるくらいの立派なものだ。太さや長さも相まって、大人のオモチャのディルドのような迫力だ。
「どうしてこの人にしたの?」
健吾は、薄々わかっていながらも質問した。
「優しそうで、年上の人だから……」
のぞみは、歯切れが悪い。健吾は、男性器の大きさのせいではないかと聞いた。この時点で、彼の劣等感は強く刺激されていた。
のぞみが選んだのは、明らかに一番の巨根だった。もしかして、巨根としたいと思っていたのだろうか? 自分のものでは、物足りないと思っていたのだろうか? 健吾は、劣等感と共にそんなことを考えていた。
「う、うん。それもあるかも……こんなの見たことないから、好奇心は刺激されてるよ」
のぞみは、言葉を選びながら言う。健吾のことを傷つけないように気を遣っているのがわかる。健吾は、黙ってうなずいた。そして、のぞみの浮気相手は確定した。
「本当に、見るの? あなたが見てる前でしないとダメ?」
のぞみは、心配そうな顔で言う。彼女には、予感があった。何年も遠ざかっていた子宮の奥を突かれる快感の前に、自分がはしたなく感じてしまうことを……。
「うん。見れなかったら意味がないし……」
健吾は、モジモジと恥ずかしそうに言う。実際、彼はかなり強い動揺を感じているし、申し訳ない気持ちも膨らんでいる。でも、それ以上に股間も膨らんでしまっていた……。
「もしも感じちゃっても、嫌いにならない? そんなことないと思うけど、気持ちよくなっても怒らない?」
のぞみは、まったく自信がない顔になっている。健吾は、
「気持ちよくなってくれないと、やる意味がないから……。本当ののぞみの姿を、見せて欲しい。僕のより大きなので、いっぱい感じて欲しい」
と、弱々しく言った。その顔は、苦悩に満ちているように見えるが、股間はしっかりと膨らんでいる。
「……わかった。でも、キスは絶対にしたくないよ。それは、絶対に絶対だからね」
のぞみは、そんなことを言う。膣奥を突かれたいという気持ちは膨らんでいるが、浮気をしたいと思っているわけではない。好きでもない相手とキスをするなんて、考えられないと思っている。
「わかった。のぞみがしたくないことは、一切しなくて良いから」
健吾は、のぞみを安心させるような口調で言った。でも、やっぱり内心は、のぞみが他人とキスをする姿を見たいと思っていた。
そして、健吾は松下に連絡をした。話はトントン拍子に決まり、週末にシティホテルで実行することになった。あまりにも早い展開に、健吾ものぞみも不安そうな顔になっている。
「なんか、ドキドキするね……。本当にするんだね」
のぞみは、まだ信じられないという顔だ。健吾も、同じようにまだ信じられないと思っていた。
その夜、健吾はすぐに寝てしまった。前日から寝取られ性癖のことを打ち明けるつもりだった彼は、緊張で昨晩はあまり寝られなかった。
そんなこともあって、健吾はあっという間に睡魔に落ちてしまった。のぞみは、さっきの画像のことを思い出していた。松下の大きなペニス……それは、元彼のモノと変わらないくらいに大きく見えた。
でたらめに大きなモノで、膣奥まで刺激して欲しい……のぞみの願望は成就しそうだ。のぞみは、そっと乳首を触り始めた。健吾が寝ているすぐ横で、はしたなく乳首を触りながらショーツの中にも手を突っ込む彼女……。
「んっ、フゥ……ああっ、んっ、んっ、うっ」
声をあげないように、オナニーを続けるのぞみ……指の動きは徐々に早くなっていく。声を抑えきれなくなり、のぞみはうつ伏せになってクッションに顔を押しつけた。
軽いうめき声が響き、クリトリスをまさぐる指の動きも早くなっていく。
「欲しい……」
のぞみは、思わず声を漏らした。慌てて口をつぐむが、うめき声はどうしても漏れてしまう。のぞみの頭の中は、さっきの画像でいっぱいになっている。
あの太くて長いペニスで、膣奥まで突かれたい。のぞみは、そんなイメージをしながらオナニーを続けている。ふと横を見ると、健吾が穏やかな顔で寝ている。
のぞみは、罪悪感を感じながらも指が止められない。健吾の寝顔を見ながら、夢中で指を動かし続ける。もう、頭の中では、松下に後背位で犯されているイメージまでしている。そして、のぞみはうめきながらオルガズムに至った……。
呼吸も落ち着き、冷静になると罪悪感がもたげてくる。健吾の寝顔を見て、余計にその気持ちは強くなる。それなのに、どうしても松下の巨根を頭から消せずにいた……。
翌日、二人は少しぎこちない態度だった。どちらも意識しすぎていて、動きも不自然になっている。それでもいつも通りに朝食を摂り、健吾は会社に出かける。
「じゃあ、行ってくるね」
健吾は、緊張している。昨日のぞみの承諾は取れたが、軽蔑されているのではないか? 離婚を考えているのではないか? そんな心配で胸がドキドキしていた……。
会社に着き、いつも通りの日常が始まる。でも、健吾は週末のことばかりを考えてしまっていた。時折、松下のメッセージを見ては、その巨根にドキドキしている。
ヘソを超えるほどの長さ……20センチ以上あるのだろうか? 自分の粗末なものは、何センチくらいあるのだろう? そんなことを考えながら、のぞみがどんなリアクションをするのか想像していた。
あまり集中出来ないまま仕事を終え、真っ直ぐに帰宅した。
「おかえりなさ〜い」
朝とは違い、すっかりといつも通りののぞみがいた。夕ご飯の良い匂いも漂っている。健吾は、のぞみの様子を見てホッと胸をなで下ろしていた。少なくても、離婚はされそうにないと。
そして、やっぱりいつも通りの時間が流れていく。ただ、二人とも不自然なほどに週末のことは話題にしない。
そして、当日になった。チェックインは15:00からなので、待ち合わせは16:00にしてある。のぞみは朝から緊張気味だった。
「とうとう来ちゃったね。本当に、するんだよね?」
のぞみは、朝から何度も同じ事を聞いている。その度に、健吾はうなずく。健吾の方も、緊張から言葉数は少ない。そして出発の時間が近づき、のぞみはシャワーを浴び始めた。
リビングでのぞみを待ちながら、健吾は激しく興奮している。妻が、このあと他人に抱かれるためにシャワーを浴びている……それを考えると、強い嫉妬心が湧き上がる。
そして、それ以上に興奮も際限なく膨らんでいく。健吾は、嫉妬と不安で呼吸も苦しくなっているのに、股間はずっといきり立ったままだ……。
洗面所からは、ドライヤーの音も聞こえてくる。しっかりと身支度をしていると思うと、健吾の不安はさらに増す。健吾は、落ち着かない気持ちのままコーヒーを飲み始めた。
味もよくわからない状態で、不安を振り払うようにコーヒーを飲み続けている。一方でのぞみは、洗面所でメイクもしていた。いつもよりも念入りに、丁寧にメイクを仕上げていく。
のぞみは、すでにかなり興奮している。当然、不安も感じているが、それ以上に久しぶりの巨根とのセックスへの期待で、子宮の奥がうずくのを感じている。
「お待たせしました」
少しはにかんだような顔でリビングに入ってきたのぞみを見て、健吾はドキッとしていた。あまりにも綺麗になっている。普段の簡単なメイクやヘアセットとは違い、しっかりとした仕上げだ。
もともと可愛らしい顔をしているが、二重まぶたの瞳もより大きく見えていて、さらに可愛らしくなっている。
健吾は、見慣れたはずののぞみの姿を見て、ドキドキとときめくような気持ちを覚えていた。
「変……かな?」
のぞみは、ウェーブをかけた髪を気にしている。少し巻きすぎたかな? と思っているようだ。
「綺麗だよ。凄く綺麗だ」
健吾は、素直な感想を伝えた。
「なんか、変な感じだね。これから違う人に抱かれるのに、こんなにメイクしたりして……」
のぞみは、罪悪感を感じているような口ぶりだ。でも、実際にはこれから起こる事への期待で、心拍数が上がったままだ。
「僕の方こそ、変なことをお願いしてゴメン……」
健吾は、申し訳なさそうだ。こんな風に謝りながらも、彼の股間はもっこりと盛り上がっている。
「フフ、こんなにしておいて、ゴメンもないよね」
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