前回の話

 私は、栄子の酷い言葉を聞いた途端、暴発するように射精をしてしまった。粗チン過ぎて入ってるかわからない……そんな言葉を言われたいとは思っていない。でも、それを想像した瞬間、一気に射精してしまった……。

 動画は、まだ続いている。膣口を汚した精液を拭き取る栄子……敏也は、
「危なかったよ。危うく中に出すところだった」
 と言っている。


「出しても良かったのに」
「さっきと言ってる事、違うんじゃない?」
 敏也が、あきれたように言う。でも、栄子は何食わぬ顔で、
「そうだっけ? でも、本当に気持ちよかったよ。中に出されるかもしれないって思ったら、頭真っ白になっちゃった」
 栄子は、甘えたように言う。膣の奥まで突かれると、女性はみんなこうなってしまうのだろうか? すっかりと、媚びた牝の態度になっている。

 ネットや雑誌の情報だが、奥まで突かれても痛いだけだという意見もある。子宮口に当たったら、痛くて悶絶するという情報を見た。
 でも、実際に膣奥を責められた栄子を見ると、そんな情報は誤りだったんだろうなと思う。少なくても、栄子は膣奥を責められると狂う。
 快感が強すぎて、狂ったように感じてしまう。個人差なのかもしれないが、ネットの情報もアテにならないと感じた。

「綺麗にするね」
 栄子は、敏也のペニスを口で清め始めた。さっきまで自分の膣に入っていたペニスを、まったく気にすることなくくわえている。
 とても愛おしそうに、心をこめてしているように見える。少しすると、
「ねぇ、大っきくなっちゃったよ。もう一回出来る?」
 と、うわずった声で聞いた。栄子は、すっかりとセックスに狂ってしまったように感じる。栄子は、セクシーな見た目に反して、私しか男を知らなかった。
 私の粗チンでは、栄子の淫乱を開花させられなかったということだと思う。もう、敗北しか感じない。

「もちろん出来るよ。でも、帰らなくても平気なの? 時間大丈夫?」
「う、うん。すぐして。まだ大丈夫」
 栄子は、焦った口調で言う。そして、二人はベッドでセックスを始めた。敏也が上になり、キスをしながら腰を振る。栄子は、大きくうめきながら高まっていく。
 時折脚がピンと伸びたり、敏也の背中に爪を立てたりしながら、栄子は深い快感を感じ続けている。

 敏也の腰の動きは、よく見ると一定ではない。浅く突いたり早く動いたり、奥まで入れて止まったりもする。栄子は、切なげな声をあげたり焦れたような顔をしたりしながらも、どんどん高まっていく。
「気持ちいい。本当にダメ……もう、敏也の形に変わってる。敏也ので拡がっちゃってる」
 栄子は、泣きそうな声で言いながら、彼にしがみつく。幸せそうで気持ちよさそうだ。その、感情のこもったような顔を見るのが、本当にツラい。

 栄子は、本当に泊まりに行ってしまった。そして、敏也の種で妊娠する宣言までしていた。本気なのだろうか? 動画の中では、二人はずっとキスをしながらセックスをしている。
 愛し合っている二人のセックスにしか見えない。敏也も、私の依頼を超えて感情的なものが生まれてしまったのだろうか?

 長い時間、敏也は腰を振り続ける。栄子は髪を振り乱しながらあえぎ、何度も果てている。そして、敏也はペニスを引き抜くと、栄子の口にくわえさせて射精を始めた。
 射精ギリギリで引き抜いたせいか、くわえさせる前に少し精液が飛び、栄子の顔にかかっている。それでも栄子は、幸せそうに彼のペニスをくわえている。

「ヤバかった、またギリギリ」
「中で良かったのに。続けてなのに、いっぱい出たね」
「飲んだの?」
「うん。今、お腹の中に敏也のがあるよ。なんか、幸せ」
 栄子は、うっとりとした顔で言う。完全に敏也に惚れている……悔しい気持ちを感じるが、どうしても興奮が収まらない。
「そろそろ帰るね。泊まって良いか聞いてみる。愛してるよ」
 栄子はそんな言葉を残して部屋を出て行った。動画はそこで終わった。長い動画だった……。

 今頃、何をしているのだろう? きっと、また子作りをしているんだろうなと思う。いくらなんでも、エスカレートしすぎだと思う。失敗したという言葉では言い表せないほど、後悔している。でも、動画が増えるのを期待する気持ちもある……。

 次の日も、栄子は帰ってこなかった。動画が増えていないかをチェックしながら、一日を過ごす。でも、動画は増えないし、連絡もない。そのまま、あっという間に1週間が過ぎてしまった。
 もしかして、もう帰ってこないのだろうか? そんな気持ちが湧いてくる。そして、さらに1週間が過ぎた。さすがにもう限界だ……連絡を取ろうと思っていると、動画が増えた。
 それは、手持ちカメラでのハメ撮り映像みたいに始まった。栄子は、カメラ目線でフェラチオをしている。すっかりと発情したような顔で大きなペニスを舐め回し、頬張っている。
 撮影されているのをわかった上で、フェラチオをしている……衝撃を受けながらも、見入ってしまった。

 よく見ると、栄子は裸ではない。透けた感じのキャミソールみたいなものを着ている。セクシーなランジェリー姿だ。透けているので胸は丸見えだが、乳首は隠れている
 ムッチリとした抱き心地の良さそうな身体が、妙になまめかしい。全裸よりも、かなり卑猥に見える。
 そんな姿の栄子が、夢中になってフェラチオを続けている。かなりのインパクトを感じる光景だ。栄子は、ひたすら舐め続ける。張り出した立派なカリ首に、舌が絡みつく。
 動画で見ていてもわかるほど、フェラチオが上手くなった。私としか男性経験がなかった栄子は、フェラチオは下手くそだった。
 見た目とのギャップを感じるくらいに、ウブで下手くそだった。それが、見た目のセクシーさに見合ったテクニックを身につけたみたいだ。
 他の男に、フェラチオを仕込まれた……最悪な状況だ。悔しい気持ちが膨らむが、堪えきれずにペニスを出してしごき始めた……。

 アダルトビデオを見ながらオナニーをするのとは、まったく違う快感。どうしてこんなに気持ちいいのか、自分でもまったく理解出来ない。寝取られ性癖というのはわかるが、ここまで興奮してしまう心理が不思議で仕方ない。

「やっぱり、大っきい。くわえてるだけで、子宮がうずくよ」
 発情した顔で言う栄子……快感の虜になっている。
「大きいおチンポ好き?」
 敏也が質問すると、
「好き〜」
 と、とろけた顔で答える栄子……思わず、自分のペニスを見てしまった。画面で見るとサイズがわかりづらいが、それでも圧倒的なサイズ差を感じる。
「大きいと、どんな感じ?」
「大きいので奥まで突かれると、幸せな気持ちが溢れてくるよ。気持ちよくて、頭が真っ白になってく……」
「アイツのとは違う?」
「全然違うよ。治さんのは、少しも届かないから。1回も届いたことないよ」
 栄子は、聞きたくない言葉を口にする。
「俺とアイツ、どっちとするのが気持ちいい?」
「そんなの比べものにならないよ。このおちんちんの方がずっと気持ちいいよ」
「じゃあ、俺とアイツ、どっちが好き?」
「え? エッチしてる時は、敏也だよ。奥まで突かれながらキスされると、敏也のことしか考えられなくなる」
「なんだよそれ。俺、チンポだけ?」
「フフ、そうかも」
 おどけたように言いながら、栄子はペニスを舐め続ける。本当に愛おしそうに舐める姿は、幸せそうだ。二人が夫婦のように見える。

 栄子は、カメラ目線のままペニスを飲み込んでいく。長いペニスが、どんどん栄子の口内に消えていく。喉の奥の方まで届いているんじゃないのかと思った途端、栄子はむせるように咳き込んだ。
 涙目になっている栄子は、それでも微笑んでいる。
「やっぱり、全部は無理だね。長すぎるもん」
「そろそろ入れる?」
「うん。欲しくなっちゃった」
 栄子はそう言って、敏也にまたがり始めた。あっさりとペニスを入れてしまうと、すぐに腰を動かし始めた。敏也は、結合部をアップにしている。
 太すぎるペニスが、栄子の膣を拡げて根元まで入っているのが映る。栄子は、ヘソから下をくねらせるようにしながら腰を前後に動かし続けている。
 こんな動きまで上手になってしまった。敏也の家で生活した2週間で、一体どれほどのセックスをしたのだろう? もう、すっかりと敏也に変えられてしまったみたいだ。

「気持ちいい? もっと感じて。気持ちよくなって欲しい」
 栄子は、必死の顔だ。夢中になって腰を動かし続ける栄子を見ていると、このまま栄子は帰ってこないのではないか? と思ってしまう。
「固くなってきた。もう、イッちゃう?」
 栄子は、嬉しそうだ。
「出るよ。栄子、愛してる」
 余裕のない声で言う敏也。栄子は、幸せそうな顔で腰を動かし続ける。そして、敏也は搾り取られるように射精を始めた。
「アン。フフ、ドクドクしてるよ。嬉しい」
 栄子は、幸せそうな顔になっている。中に出されると、そんなに幸せなんだろうか?
「めっちゃ出た。栄子、愛してるよ」
 敏也は、撮影しながら言う。
「ホントにいっぱいだね。愛してる」
 栄子とても幸せそうだ。

「じゃあ、見せてあげたら」
「うん。ちゃんと撮ってね」
 そう言って、栄子は立ち上がった。カメラは、秘部をアップにする。膣から溢れる精液……ダラダラととめどなく出てくる。
 溢れた精液は、敏也の脚に垂れている。かなりの量だ。
「治さん、見える? こんなに出されてるんだよ。大きさも違うけど、精液の量も全然違うの」
 急に名前を呼ばれて、固まってしまった。この動画は、私に見せる前提で撮影をした? 栄子が何を考えているのかまったく理解出来なくなってきた。
「子宮口にくっついたまま、ドクドク出されちゃうんだよ。子宮にいっぱい入ってると思う」
 栄子は、うわずった声で説明をする。私は、不安を感じながらも画面から目が離せない。

「生理、遅れてるんだ。もしかしたら、治さんの夢が叶ったのかも」

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