前回の話

 菜々美は、あの日以来完全に開き直ってしまった。幹生君と、私に断りもなく頻繁に会うようになった。帰りが深夜になることもあるし、週末は泊まってくることもある。
 もう、完全に幹生君と交際を始めてしまったような生活だ。夫の私としてはツラすぎる日々だ。でも、菜々美は私といる時は、私を愛してくれる。
 私への気持ちは、以前よりも強くなっているようにすら感じる。セックスも、以前よりも回数が増えたくらいだ。家にいる時間が減ったのに、セックスの回数が増えた……実質、家にいる時はほとんど毎日セックスをしていると言うことになる。


 金曜日の夜、いつものように私は菜々美が作り置きしてくれた夕食をレンジで温めて食べている。今日は、帰ってくるのだろうか? それとも、また泊まり? 不安な気持ちが大きくなる。
 菜々美は22歳という若さで結婚をしたので、色々と遊びたいという気持ちがあるのかもしれない。私は、スマホを気にしながら、菜々美の帰りを待った。
 深夜零時を過ぎ、もう帰ってこないな……と、諦めていた。すると、ドアがガチャガチャッと音を立てて開いた。ビックリしながらも出迎えると、
「あっ、起きてた? ただいま。遅くなってごめんね」
 と、菜々美が少し申し訳なさそうに言う。菜々美は、すっかりとギャルになってしまった。もともと彼女は、可愛らしい格好をする事が多かった。フリフリのついたブラウスや、薄いピンクのキャミソールなど、少女っぽい格好をする事が多かった。

 玄関にいる菜々美は、かなり短いスカートに、チューブトップのブラのようなものと上着を着ている。上着で多少は隠れているが、おへそは丸見えで、大きな胸の谷間もあらわになっている。
 でも、服装よりも髪型が気になる。胸の辺りまでの長い髪は、かなり茶色い。そして、クルクルと巻いているようなゴージャスな感じになっている。
 メイクも、ケバいと思う。ノーメイクでも通じるくらいに可愛いのに、どうしてこんな事をしているのだろう? そんな風に思ってしまう。

 でも、全部幹生君の趣味だとわかっている……。自分の妻が、他の男の好みの姿に変えられる……最悪すぎる状況だ。でも、私ははっきりと興奮している。
「起きてたなら、する? 久しぶりに」
 そう言って、上着を脱ぎ始めた。チューブトップだけになると、ビックリするくらいにセクシー……と言うか、卑猥に見える。乳首は浮いてしまっているし、胸の谷間も上乳がこぼれているのかと思うような状態だ。
 私は、他に言わないといけないことがあるはずなのに、喜んでうなずいてしまった。
「フフ、溜ってるでしょ?」
 そう言って、菜々美は私の股間を掴んできた。ズボンごとつかまれて、思わずうめいた。でも、菜々美はかまわずにズボンごとペニスを刺激してくる。本当に、ギャルみたいだ。
 こんなに印象が変わってしまって、周りはどう思っているのだろう? 友人とか職場の人は、今の菜々美を見てどう思っているのだろう?

 菜々美は、キスをしてきた。舌が絡みついてきて強烈に動き回る。キスの仕方も、すっかりと変わってしまった。幹生君は、菜々美をすべて自分好みに作り替えているようだ。
「正くん、口開けて」
 そう言って口を開けさせ、口の中に大量の唾液を垂らしてくる。私は、それをすべて口に収めると、そのまま飲み干す。
「美味しい?」
 私は、何度もうなずいた。菜々美は、興奮した顔で何度も唾液を飲ませてくれる。こんな事をされているのに、異常なほどに興奮してしまう。美味しいと思ってしまう。
 菜々美は、そうやって唾液を飲ませながらキスをしてくれる。そのまま私のズボンとパンツも脱がせた。

「フフ、カチカチだね。気持ちよくしてあげる」
 菜々美は、妖艶な笑みを浮かべて私のペニスをくわえた。玄関で、ひざまずいてペニスをくわえてくれている……嬉しいと思う場面だが、菜々美のビッチのような姿を見て複雑な気持ちだ。
 丸見えになっているショーツは、どぎついピンク色だ。小さな生地でかろうじて秘部が隠れているが、ツルツルに剃り上げられたパイパンは丸見えだ。
「もう、出ちゃいそうだね。相変わらず超早いね」
 菜々美は、小馬鹿にしたように言いながらスッと立ち上がる。そして、スカートをまくり上げてショーツを下ろし始めた。
 全くの無毛……それだけで、やたらと幼く見える。菜々美は、私が秘部を凝視しているのを確認すると、すっと脚を拡げていく。
「溢れちゃってるの。見える? 幹生ったら、3回も出すから」
 菜々美は、少し前までの彼女とは人格が変わってしまったくらいに違う。あまりの違いに、怖くなってくる。菜々美のアソコは、すごく濡れている。でも、透明な感じではない。
 すると、膣口から精液の塊が溢れてきた。真っ白な、見るからに粘度の高そうな液体……それが、糸を引くようにゆっくりと床に落ちていく。
「こんなに出してもらったよ。孕んじゃったかも」
 菜々美は、挑発的に言う。床にはすでに液だまりが出来てしまっている。こんなにたくさん注ぎ込まれたら、本当に孕んでしまったのではないか? そんな心配をしてしまうような状況だ。
 私は、思わず危ない日なのかと聞いた。
「わかんないよ。そんなの考えてないもん。ねぇ、早く入れて。興奮してきちゃった」
 菜々美は、うわずった声で言う。本当に興奮しているのが伝わってくるような声だ。菜々美は、そのまま下駄箱に両手をついて立ちバックの体勢になる。
 まくれ上がったスカートは、もはや何も隠していない。真っ白な形の良いお尻……でも、太ももの内側には、あふれ出た精液が光る道を作っている。

「早く来て。久しぶりに、カチカチのおチンポでイカせて欲しいな」
 菜々美は、誘うような顔で言う。ゾクゾクッとするような妖艶さだ。私は、堪えきれずにすぐにペニスを挿入した。他人の精液が溢れる膣に挿入するなんて、やっぱり抵抗感はある。でも、入れたそばから膣が締め付けてくる。
 セックスの経験が増えたからなのかわからないが、菜々美の膣は締め付けるだけではなく、収縮するような動きもするようになっている。

「フフ、固いね。興奮しすぎじゃない?」
 菜々美は、楽しそうに笑いながら言う。私は、すぐに腰を振り始めた。少しでも感じさせたい……幹生君に対抗したい。そんな気持ちで夢中で腰を振る。
「気持ちいいよ。固くて、こすれてる」
 菜々美は、気持ちよさそうに声を漏らす。でも、その顔はいつも通りに見えてしまう。さほど感じていない……そんな顔だ。

「生でハメちゃってるね。いま妊娠したら、どっちの子かわからなくなっちゃう」
 菜々美はそんなことを言う。もしかしたら、すでに幹生君の種で孕んでいるかもしれない……そう思うと、嫉妬と焦りで気持ちが落ちていく。
 でも、今さら注いだところで、手遅れなんだろうなと思う。それでも必死で腰を振った。菜々美は振り返ってニヤニヤしたような顔で私を見つめている。
「気持ちいい? いつでも出して良いよ」
 菜々美はとくに声をうわずらせることもなく言う。私は、菜々美は気持ちいいの? と聞いた。聞かなければ良いことなのに、つい聞いてしまう。
「ごめんね、あんまり気持ちよくない。だって、さっきまで幹生としてたから」
 菜々美は、きっぱりという。恥ずかしがりで、気弱な女の子……そんな菜々美はもういない。

 私は、必死で腰を振った。あふれ出てくる精液の臭いが鼻をくすぐる。強烈な臭いだ。ペニスも精液まみれになってしまっている。でも、こんな異常で屈辱的な状況が、私をさらに興奮させる。
 私も、すっかりとドヘンタイの寝取られマゾに堕とされてしまったみたいだ。
 私は、幹生君の種で妊娠した菜々美を想像しながら、ペニスを引き抜いて射精をした。菜々美のお尻に飛び散る精液……背中にもかかっている。
「キャッ、なんで? どうして中に出さないの?」
 菜々美は、キョトンとした顔になっている。でも、すぐにニヤッとしながら、
「わかった。幹生の種で孕んで欲しいんでしょ〜。ホント、正くんドヘンタイだね。でも、そういう所も好きだよ」
 菜々美は、嬉しそうに言いながらキスをしてくれた。

 菜々美はシャワーを浴びてパジャマに着替えてきた。濡れた頭にタオルを巻いているので、茶色の髪も見えない。こうしていると、以前の清楚な菜々美に戻ったような感じがする。
「正くんは、本気なんだね。幹生の種で孕んで欲しいんだね」
 以前のような可愛らしい雰囲気で、どぎついことを言う菜々美……。菜々美は、もともとこういうタイプだったのだろうか? 幹生君に変えられてしまったのだろうか? 今となっては、もうどうでもいい話だ。
 私は、弱々しくうなずいた。
「そうなんだ……」
 菜々美は、少し寂しそうに言う。でも、すぐに満面の笑みで、
「じゃあ、1週間くらい幹生と暮らすね。妊娠強化週間!」
 菜々美は、驚くようなことを言い始めた。そんなのはダメだと言おうとした僕のペニスを掴みながら、
「フフ、すごく固い。興奮しすぎだって。ドヘンタイ」
 と、軽蔑したように言う。でも、その表情と口調に、猛烈に興奮してしまった。いつから行くのかと聞くと、
「あっさり受け入れるんだね。ホント、正くんってすごいんだね」
 と、あきれたように言う菜々美……。
「行くんじゃないよ。幹生がウチに来るの。だって、正くんと1週間も会えないのは寂しいんだもん」
 そんなことを言われた。想定外の言葉に、私はフリーズ状態だ。まさか、浮気相手と同居をする事になるなんて想像もしていなかった。
 動画では、何度も見た幹生君。面と向かって生活をするなんて、やっぱり抵抗を感じる。菜々美は、本気なんだろうか? 私がいる空間で、幹生君とセックスなんて出来るのだろうか?

 混乱している私に、
「じゃあ、明日からよろしくね」
 と、菜々美は良い笑顔で言った。私は、結局うなずいた。そして、いきり立って射精すらしそうになっているペニスを見て、我ながらあきれてしまった……。

「今日から、お世話になります。なんか、緊張しちゃいます」
 幹生君は、少し恥ずかしそうだ。画面ではなく生で見た彼は、さわやかで優しそうに見える。とても人妻を寝取って孕ませようとしているような男には見えない。
「緊張しなくても良いよ。正くん、もう勃起してるドヘンタイなんだから」

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