前回の話

僕は、グッタリした状態で聖菜ちゃんの部屋を出た。聖菜ちゃんとは、明日待ち合わせをしている。直接、麻里奈のプレイを見るという約束だ。
 一体、どうやって見るつもりなのだろう? まるでイメージが湧かないまま、それでも麻里奈の乱れたプレイをイメージして興奮してしまっていた……。

 そして、すっかりと遅くなってしまったが、帰宅した。
「お疲れ様〜。遅かったね、大変だった?」
 麻里奈は、心配そうな顔で出迎えてくれた。


息子は、もう寝てしまったみたいだ。ちょっと大変だったけど、もう無事に終わったよと告げた。
「本当にお疲れ様。お腹空いてるでしょ? いっぱい食べてね」
 麻里奈は、生姜焼きや味噌汁なんかを用意していく。僕は、罪悪感を感じていた。たった今、聖菜ちゃんと浮気をしてきてしまった……。
 麻里奈も酷い不倫をしているのを知っているが、それでも罪悪感を感じてしまう。聖菜ちゃんに剥き出しの好意をぶつけられ、口や膣、アナルにまで中出しをしてきてしまった。
 麻里奈の顔を、まともに見られないような気持ちだ。でも、麻里奈の身体を見てしまう。何か変化はないか? おかしな所はないか? そんな目で、つい観察をしてしまう。

 そして、食事が終わり、風呂に入って寝室に行くと、麻里奈はパジャマ姿で待っていた。
「パパ、疲れてる? まーくん寝てるし……ダメかな?」
 麻里奈が、恥ずかしそうに誘ってきた。たまにある事だが、ここ最近はなかった。久しぶりだなと思いながら、彼女を抱きしめてキスをした。
 すぐに舌が絡みついてきて、一気に興奮状態になる。でも、今日はすでに4回も射精をしているだけに、勃起が弱い。それをごまかすように、麻里奈のパジャマを脱がせていく。
 引き締まった身体と、大きな胸。とてもセクシーな身体。子持ちの主婦には見えないと思う。僕は、乳首にむしゃぶりつくように吸い付いた。
 カチカチになっている乳首を舐め始めると、麻里奈はすぐにあえぎ始める。こんなに感度が良かったかな? と思いながら、夢中で舐め続ける。
「気持ちいいよ。パパ、もう入れて欲しくなっちゃった……」
 麻里奈は、うわずったような声でおねだりをしてきた。でも、まだ完全には勃起出来ていない。そのまま麻里奈の乳首を舐めながら、パジャマの下も脱がせていく。

 全裸になった麻里奈は、やっぱりセクシーで良い身体をしている。長い脚がとてもなまめかしく見える。そして、いままで気にしていなかったが、ヘアが切りそろえられたように整っていることに気がついた。
 不倫セックスのために、そんなところまで気を回しているのかと思うと、激しい嫉妬心が湧いてしまう。僕は、麻里奈のクリトリスの辺りを触り始めた。
「あっ、ダメぇ、恥ずかしい……」
 慌てる麻里奈。身をよじって逃れようとする。でも、興奮状態の僕は、そのまま強引に触り続けた。でも、あまり濡れていない。むしろ、少し乾いているような指触りだ。
 動画の麻里奈は、濡れすぎなほど濡れていた。僕とのセックスでは、それほど気持ちが乗らないのだろうか? 劣等感を感じながらも、夢中でクリトリスをまさぐる。考えてみれば、麻里奈の下半身を愛撫するなんて、本当に久しぶりだ。いつも、乳首を少し責めて、そのままコンドームをつけて挿入してしまうようなパターンが多かった。

「ンッ、うぅ、あっ、気持ちいい。パパ、気持ちいいよ」
 麻里奈は、あえぎ声をあげる。でも、指先に触れる膣口は、乾いた感じのままだ。愛撫をしていて、悲しい気持ちになってしまう。そんなに気持ちが乗らないのだろうか? でも、誘ってきたのは麻里奈の方だ。
 釈然としない気持ちのまま、クリトリスをまさぐり続けた。すると、急にドロッとした感触が来た。指先が、グチョッと濡れている感じだ。
「も、もう入れてっ。パパ、我慢出来ない」
 麻里奈は、かなり慌てた感じで言う。そして、身をよじって僕の愛撫から逃れる。僕は、なんとか勃起したペニスに、コンドームをつけようとした。
「パパ、そのまま来て。もう我慢出来ないよ」
 麻里奈は、焦れたような声で言う。大丈夫な日なの? と聞くと、
「大丈夫だから。パパ、早く入れて。イジワルしないで」
 と、焦れきった声を出す。その言葉に押されるように、すぐに麻里奈に覆い被さってペニスを突き立てた。
「うぅあっ、固いよ。パパのすごく気持ちいい」
 麻里奈は、大げさにも聞こえるような声で言う。久しぶりの膣の感触……しかも、生挿入だ。本当に久しぶりの生膣の感触は、絡みついてくるヒダヒダがとても生々しくて気持ちいい。
「パパ、愛してる。いっぱい気持ちよくなって」
 麻里奈は、僕を見つめながら言う。すぐに腰を振りながら、夢中でキスをした。絡みついてくる舌……そして、強い膣の締まり。気持ちよくて声が漏れそうだ。

 さっきまでは、あんなに乾いた感じだったのに、いまはグチョグチョという湿った音まで響いている。不思議に思いながら腰を振っていると、鼻に生臭い臭いが漂ってきた。
 どう考えても、精液の臭いみたいだ。僕は、急に理解した。これは、アリバイ作りのためのセックスだと……。今日、中出しセックスをしてきたのだと思う。そして、念のために僕とも中出しセックスをしておこうという考えなのだと思う。

 今日4回も射精していて、気持ちいいのに射精感は感じていなかった。それなのに、一気に興奮が高まり、射精感が湧いてきた。
 愛する妻の膣から、他の男の精液が溢れている……僕が腰を振る度に、掻き出されるように溢れているみたいだ。精液の臭いが広がっていることは、麻里奈の気がついているのではないか? そんな気がする。
 すると、膣がさらに締まってきた。痛みを感じるほどの、強い締まりだ。ふと麻里奈を見ると、歯を食いしばるようにして力を入れている。
 この臭いでバレないように、さっさと僕をイカせようとしている……そんなことだと思う。馬鹿にされたような気持ちになりながらも、強い嫉妬心が快感に変わっていく。
 そして僕は、麻里奈にキスをした。舌を絡ませながら腰をメチャクチャに振り続ける。頭の中では、口も膣もアナルも塞がれた麻里奈の姿を思い浮かべている。麻里奈は、輪姦状態で我を忘れたように感じていた。本当に気持ちよさそうで、何度もイッていた。
 そんな麻里奈の姿を思い浮かべながら、うめきながら射精を始めた……。
「あっ、パパ、出てるよ……愛してる」
 麻里奈は、そんな事を言ってくれる。でも、その顔は、どこかホッとしているように見えてしまった……。

 麻里奈は、すぐにシャワーを浴びに行った。さっき麻里奈のクリトリスをまさぐった、指の臭いを嗅いでみた。すると、精液独特の臭いがする。間違いようのない臭いだ。
 僕が射精する前に触ったのに、精液の臭いがした……。もう、間違いないと思う。

 戻ってきた麻里奈は、少し不安そうな顔になっている。臭いのことを気にしているのだろうか? でも、僕はまったく気がつかなかったフリをして、笑顔で彼女を出迎えた。そして、抱きしめてキスをする。
「パパ、気持ちよかったよ……愛してる」
 麻里奈は、モジモジと恥ずかしそうだ。こんな風に恥じらう姿を、可愛いと思ってしまう。でも、彼女がやっていることはえげつなくて、そのギャップに不思議な気持ちになる。
 麻里奈は、すぐに寝てしまった。そんなに疲れるようなことをしたのかな? と、色々考えてしまう……。

 麻里奈の寝顔を見ながら、どうしてあんなことをしているのだろう? と、不思議な気持ちになった。そんなに性欲が強かったのかな? と、いままでの麻里奈とのセックスを思い返した。でも、そんな感じはなかったはずだ。麻里奈は、どちらかというと淡泊だった。
 セックスも、そこまで好きというイメージもなかった。僕の方がセックスをしたがって、それに付き合ってくれているという感じだったと思う。
 急にイヤなことを考えてしまった。麻里奈は、昔から淫乱だったのだろうか? もしかして、昔からこんな事をしていたのではないか? 息子は、本当に僕の種なんだろうか? イヤな考えが、たくさん湧いてきてしまう。
 でも、少なくても息子は僕の種だと思う。どう見ても、僕に似ている。誰に見られても、そう言われる。性格もそっくりだと思う。
 そして、なによりもペニスが小ぶりなところもそっくりだ。もしも、麻里奈の不倫相手が父親なら、きっと巨根の子どもになっていたとはずだ……。

 そんな事を考えていると、いつの間にか寝てしまった……。次の日、麻里奈は自治会の会合に出席した。僕は、息子の面倒を見ながら仕事を続ける。そして、息子が寝始めると、そっと家を抜け出して聖菜ちゃんとの待ち合わせ場所に急いだ。
 今日、実際に自治会の会合は行われているそうだ。ウソをついてまで抜け出しているわけではないようだ。

 少しすると、聖菜ちゃんがやってきた。
「お子さん、平気ですか?」
 そんな心配をしてくれる聖菜ちゃん。昨日とは打って変わって、しっかり者の管理会社職員という顔になっている。こんな場所では、確かに人目も気になる。
「声とか出しちゃダメですからね。あと、携帯も切っておいてくださいね」
 そんな風に言いながら、聖菜ちゃんが歩き始める。どこに行くのかな? と、思っていると、自治会の集会室の方に向かった。
 そして、聖菜ちゃんは集会室の横のパイプスペースのような場所の鍵を開け始めた。スプリンクラーの設備などがある部屋のようだ。
 中に入ると、想像以上に広くて驚いた。こんなスペースがある事自体、まったく知らなかった。
 すると、いきなり聖菜ちゃんが抱きついてキスをしてきた。舌を差し込まれ、口の中をかき回される。驚く僕に、
「まだ、会合中だから。終わってからの二次会がすごいんだよ。それまで時間あるから……聖菜を抱いてください」
 と、潤んだ瞳でおねだりをした。
 今日の彼女は、いつものスーツ姿だ。いかにも管理会社という、真面目なスーツ姿だ。ブラウスを盛り上げている大きな胸と、ちっちゃな身体。本当に可愛らしいし、セクシーだと思う。
 戸惑う僕を無視して、聖菜ちゃんは股間を握ってきた。

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