前回の話

 私は、さすがにやり過ぎだと注意しようとした。でも、完全に露出してまった佳奈美の胸を見て、言葉を飲み込んでしまった。浴衣が大ききはだけて胸が丸見えになっている状況は、本当に妖艶でなまめかしい。
 裕也君もヒロ君も、興奮した顔でそれを見つめている。二人とも、すごくイケメンだ。性的指向の事を置いておいても、女性にはモテるはずだ。きっと、それなりに経験は豊富だと思われるが、まるで童貞の男の子のように佳奈美の胸を凝視している。


「フフ、拡げすぎちゃったわ。見えちゃってる?」
 佳奈美は、浴衣を少し戻した。でも、乳首は見えなくなったが、乳輪はチラチラ見え隠れしている。丸見えの時よりも、もしかしたらセクシーかも知れない。


「い、いえ、見えてないです! 大丈夫です!」
 裕也君が緊張した顔で答える。正直、おっぱいくらいで動揺するタイプには見えない。動揺している姿を見て、少し可愛いなと思ってしまった。すると、ヒロ君が、
「綺麗なおっぱいですね。色が白いって、本当に羨ましいな……」
 と、本当に羨ましそうに言った。まるで、女の子になってしまったような感じだ。普通にしていると、こんな感じなんだろうか? 私は、中性的な彼の顔が、女の子に見えてきてしまっている。
 そんな彼が、浴衣の股間部分をもっこりとさせているのは、すごく違和感がある。でも、さっきから私はドキドキしっぱなしだ。裕也君も股間がもっこりしているし、二人ともかなりのサイズがあるように見える。

「ヒロ君も、充分色白よ。いつもは、ヒロ君が受ける方なのかしら?」
 佳奈美は、好奇心で目が輝いているように見える。なかなか聞きづらいないようだと思うが、佳奈美は気にしていないみたいだ。
「は、はい。そうです。でも、私も……その……タチもします」
 ヒロ君は、顔を真っ赤にしながら言う。はにかんでいる姿が、本当に可愛らしいと思ってしまった。裕也君が、ヒロ君の告白を受けて気まずそうにしている。こんなに雄という感じの彼も、ヒロ君に責められたりしているんだと思うと、不思議な気がした。性的指向は色々だと思うが、面白いと思ってしまった。

「そうなのね。それって、その……入れちゃったりするって事かしら?」
 佳奈美は、グイグイと話を進めていく。もともと社交的な彼女だが、こんな事まで聞いてしまって良いのだろうか?と、少し不安になる。
「そうです。裕也、入れられるの好きなんです」
 ヒロ君は、イタズラっぽく話を続ける。さっきまであった緊張は、なくなってしまったように見える。佳奈美は、胸の谷間を見せながら楽しそうに話を続けている。これが本当の佳奈美の姿なんだろうか? 旅の開放感と、お酒のせいでこうなってしまっているだけなんだろうか? 私は、判断がつきかねている。でも、私自身も興奮しているのは間違いない。その興奮が、佳奈美のセクシーな姿を見てのものなのか、佳奈美が性的対象としてみられているからなのか、自分でも判断がつかない。

「もっと、おっぱい見たい?」
 佳奈美は、そんな事を言い始めた。私は、佳奈美の意図がまるでわからない。ゴールはどこなんだろう?
「見たいです!」
「見たいです!」
 二人は、ハモった。それを見て、佳奈美は楽しそうに微笑んでいる。
「フフ、恥ずかしいけど……」
 そう言って、佳奈美は浴衣をはだけていく。さっきよりも大胆に大きく拡げてしまっていて、乳首や乳輪どころか胸全体が丸見えだ。大きな胸、でも、やっぱり多少は重力に負けてきてしまっている。

「スゲぇ……」
「綺麗なおっぱい……」
 二人は、佳奈美の胸を見つめながら言う。本当に熱心に凝視している。
「恥ずかしいわ。あんまり見ないで」
 佳奈美は、恥ずかしそうに言いながらも胸を隠そうとはしていない。むしろ、胸を張っているように見える。小ぶりな乳輪と乳首、色は出産前よりは濃くなっているが、それでも薄いピンク色みたいだ。

 私は、若い男性二人に、おっぱいをさらけ出している佳奈美に危機感を感じている。いくらなんでも、まともではない。そこまで酔っているようにも見えないのに、どうしてしまったのだろう?

「ヒロ君、触ってみる?」
 佳奈美は、そんな事を言い始めた。
「良いんですか?」
 喜ぶ彼。
「俺も!」
 興奮気味の裕也君。
「裕也君はダメよ。男でしょ? ヒロ君は、受けだからOKよ」
 佳奈美は、謎理論を展開している。ヒロ君は、素直に佳奈美の胸に手を伸ばしていく。そして、緊張した顔で触る。ただ胸に手の平を重ねているだけの状況だ。でも、私は強いショックと嫉妬を感じていた……。
 佳奈美が、胸を触られている……。
「すごい! 柔らかいです。でも、張りもあってすべすべです」
 ヒロ君は、本当に羨ましそうだ。確かに、性欲で触っているという感じではなく、羨ましいという感情が先立っているように見える。

「フフ、ありがとう。でも、ちょっと緊張しちゃうな」
 佳奈美は、少し顔が赤い。いくら相手が性的指向がそっちだとしても、男性が佳奈美の胸を触っているということには変わりがない。
「もう少し……触って良いですか?」
 ヒロ君は、緊張気味に聞く。佳奈美は、すぐにうなずきながら、良いわよと言った。ヒロ君は、佳奈美の胸を揉み始めた。愛撫と言うよりは、重さを量ったり、弾力性を試しているような触り方だ。
 それでも、佳奈美の顔が少し色っぽくなってきているように見える。
「そ、その……俺も受けもするんで、触っても良いですか?」
 裕也君が、興奮した顔で言い始めた。佳奈美は、少し迷った顔になる。
「裕也君は、ハメられて気持ちいいの? 女の子みたいに感じるの?」
 佳奈美は、そんな際どい質問をする。こんな事まで聞くんだ……と、驚く私の前で、裕也君は素直に、
「感じます。ヒロに入れられて、トコロテンさせられます」
 と、答えた。
「とろこてん?」
 佳奈美は、意味がわからないという顔だ。
「はい。その……お尻に入れられて、触られてもないのに射精しちゃうって事です……」
 裕也君は、顔が赤くなっている。
「え? おちんちん触ってないのに、出ちゃうの?」
 佳奈美は、本当に驚いた顔になっている。
「はい。私も、しちゃいます。裕也の、すごく大きいから……」
 ヒロ君は、顔を真っ赤にしながら答えた。
「そうなんだ……。パパ、トコロテンしたことある?」
 佳奈美は、急に私に聞いてきた。私は、すぐにないと答えた。そもそも、お尻に入れられたことすらない。
「そっか、そうだよね……。それって、気持ちいいの? 無理矢理出させられちゃうんでしょ? 痛いとかあるの?」
 佳奈美は、好奇心の塊になってしまっている。
「痛くないです。メチャクチャ気持ちよくて、天国が見えます」
 裕也君が、力強く答えた。別に、力説するようなことでもないと思うが、彼はなぜか自信満々だ。
「そうなんだ……じゃあ、裕也君も女の子でもあるのね。じゃあ、良いわよ。触って」
 佳奈美は、あっさりと胸を触ることを許してしまった。

 私は、ほとんどパニックになってしまった。止めるべきだと思う。当然止めるべきだ。でも、私は生唾を飲み込んで黙って見ている……。
「ありがとうございます!」
 裕也君は、お礼を言うと胸を揉み始めた。嬉しそうな顔で、佳奈美の胸を揉む……。ヒロ君も揉んでいるので、両方の胸を同時に揉まれているような状態だ。
「スゲぇ、柔らかい」
 裕也君も、感動した声で言う。
「ありがとう。でも、なんか恥ずかしいな……垂れてるし」
 佳奈美は、胸を触られているのに会話を続ける。少し顔は赤くなっているが、さほど恥ずかしそうでもない。私は、どうするべきなのかまるで見えてこない。二人は、嬉しそうに佳奈美の胸を揉んでいるが、それほど性欲剥き出しの顔でもない。
 変な言い方だが、このまま犯されそうにはない雰囲気だ。それが、私の判断をより迷わせている気もする。
「乳首は、固いんですね」
 裕也君がそう言って佳奈美の乳首を摘まんだ。
「ん……ダメよ、エッチ」
 佳奈美は、そんな風に言いながらも拒絶している感じはない。裕也君は、無言で乳首を触り続ける。それを見て、ヒロ君も佳奈美の乳首を触り始めた。

「あっ、ダメよ、うぅ、両方は……んっ、うぅ」
 佳奈美は、悩ましげな声をあげた。急に空気が変わった気がする。二人は、興奮したような顔で乳首を触り続ける。
「ンッ、うぅ、ダメよ、うぅ、エッチ……」
 佳奈美は、少し戸惑った顔になっている。そして、その顔のまま私を見てきた。でも、佳奈美の視線は私の股間に注がれ、目を見開くような顔になった。私は、慌てて股間を押さえた。でも、すでに手遅れで、勃起していることがバレてしまった……。

「すごく固いです。気持ちいいんですか?」
 ヒロ君は、佳奈美の乳首を触りながら聞く。
「少しね。もう、おしまいよ」
 佳奈美は、そんな事を言う。でも、二人とも夢中な顔で触り続けている。止めようという感じはない。
「舐めますね」
 そう言って、裕也君は佳奈美の承諾を得る前に舐め始めてしまった。
「あぁっ、ダメぇ、ンッ、フゥ、ダメよ、エッチ……」
 佳奈美は、さらに声が大きくなる。どう考えても、異常事態だ。悪ノリにも程がある。でも、私は信じられないほどの興奮を感じながら、黙ってそれを見ている。

 すると、ヒロ君まで舐め始めた。
「あぁっ、ンッ、うぅっ、アンッ、ダメぇ、気持ちいいっ」
 佳奈美はあっさりとあえぎ始めてしまった。二人に両乳首を舐められ、明らかに感じている。二人とも、夢中で乳首を舐め続ける。とてもソフトな舐め方で、ガツガツした感じはない。
 私は、これが性欲の塊みたいな男の子達が相手なら、とっくに止めていると思う。さすがに無理だと。でも、この二人が舐めていることを、止めようとは思えない。自分でも、どうしてそう思うのかわかっていない……。

「あっ、アンッ、ダメぇ、うぅっ、パパ、ごめんなさい……気持ちいいの」
 佳奈美は、私の方を見ながら謝ってきた。その顔は、すっかりととろけてしまっている。両乳首を二人がかりで舐められる……どんな感じなんだろう? 佳奈美は、少なくても私が愛撫している時よりも気持ちよさそうな顔をしている。
 そして、二人の乳首舐めは続く。佳奈美の乳首は、見てわかるほど勃起している。気のせいかも知れないが、乳輪の辺りから盛り上がって膨らんでいるようにすら見える。

 二人は、ひたすら佳奈美の乳首を舐め続ける。二人の顔がすごく近い。どちらも、本当にイケメンだと思う。すると、二人は急にキスをし始めた。キスを始めると、二人は指で佳奈美の乳首を刺激する。
 二人のキスは、本気のキスだ。

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