前回の話

『すごい……こんなにたくさん……』
千里は、顔や身体にかかった精液を見ながらとろけた顔で言う。
「ザーメンまみれになったね。綺麗だよ」
秀一さんは、そんなことを言った。何が綺麗なのかわからないが、精液まみれになっている千里を見て、僕は今まで感じたことがないような興奮を感じている。

『すごく気持ちよかったです。あんなの初めて……。脚に力はいらないです』
ぽーっとした顔で言う彼女。

すっかりと、秀一さんに心を許してしまっているように見える。今日、初めて会った男性に、心を許してしまう千里……でも、先に身体を許してしまったので、そうなることも当然なのかもしれない。

「彼氏さんも気持ちよかったみたいだよ。触ってもいないのに、射精してたから」
秀一さんにそんなことを言われ、僕は動揺してしまった。見ていないようで、見ていた……。千里も、
『はい。なお君も興奮してくれたみたいで、安心しました』
と、ホッとしたように言う。僕は、千里にも見られていたんだなと思うと、恥ずかしくて仕方ない。

『なお君、ごめんなさい。秀一さんに、いっぱい気持ちよくされちゃった……。いっぱいイカされちゃった……』
千里は、精液まみれの状態のまま謝ってくる。僕は、そんなに気持ちよかったのかと聞いた。
『うん。気持ちよかった。奥の方まで入れてもらうと、なんにも考えられなくなるくらい気持ちよかった。なお君が見てるのに、やめられなかった……』
千里は、申し訳なさそうに言う。僕は、千里の言葉にショックを受けながらも、ある意味で夢が叶ったなと思っている。自分の恋人を、他人に抱かせる……。異常な願望だったと思う。でも、それを目の当たりにして、僕は夢が叶ったなと思ってしまっている……。

「彼氏さん、どうですか? 満足できましたか?」
秀一さんは、穏やかな顔で聞いてくる。
僕はペニス丸出しのまま、しどろもどろでハイと返事をした。
『なお君、満足できたみたいだね』
千里は、まだ精液にまみれたままだ。僕は、千里に満足できたの? と聞いた。
『うん。でも、もう少ししたいな……ダメかな?』
少し恥ずかしそうに言う千里。僕は、予想していなかった返答にドキッとしてしまった。もう、充分じゃないか? そんな風に思ってしまう。
でも、僕は精液まみれの千里の顔を見て、結局興奮が抑えられずにうなずいてしまった。

『秀一さん、もう一回お願いしても良いですか?』
はにかんだ顔で聞く千里に、秀一さんは、
「もちろん。喜んで。でも、ちょっと休憩しましょうか」
と、落ち着いた口調で言う。千里は、
『はい。じゃあ、ちょっと流してきますね』
と言って、シャワーを浴びに行った。秀一さんと二人になると、とにかく気まずい。何か言わないと……と思いながらも、自分の恋人を寝取った男性にかける言葉が浮かんでこない。

すると、秀一さんが、
「どうでしたか? 本当は、もうやめたいって思ってませんか?」
と、気を遣ったような感じで聞いてくる。僕は、そんなことないですと答える。
「本当に、続けても良いですか?」
念を押してくる彼。僕は、うなずきながら、でもコンドームは使って欲しいと言った。
「私、パイプカットしてるんですよ。妊娠の心配はないです。どうですか? 目の前で中に出しましょうか? 千里さんの子宮に精液をたっぷり注ぎましょうか?」
秀一さんは、優しい口調で狂ったことを言う。僕は、一瞬怒りのゲージが動いた。でも、膣から他の男の精液をあふれ出させる千里を想像して、興奮のゲージが振り切れてしまった。

僕は、パイプカットは本当なのかと聞いた。
「もちろんですよ。私はこういう趣味ですから、何かあったらマズいですからね」
淡々と説明を続ける彼。僕は、こんな形で出会った男性の言葉を信じて良いものかと迷った。確かに、誠実を絵に描いたようなルックスをしている。でも、こんな寝取りプレイを趣味にしている男性が、まともなはずもない。

そうこうしていると、千里が戻ってきてしまった。身体にタオルを巻き付けただけの彼女。ドキッとする姿だ。大きな胸がタオルを弾けそうな感じにしている。

『なに話してたの?』
千里は、好奇心いっぱいの顔で質問してきた。僕は、言葉に詰まってしどろもどろになる。すると、秀一さんが、
「私がパイプカットしてるって話したら、彼氏さんが千里さんに中出しして欲しいって言ってたところです」
と言い始めた。しれっとウソをつく彼に驚き、アワアワして何も言えない僕。
『なお君、そんなこと言ってたの? でも、それが望み?』
千里は、まっすぐに僕を見つめながら言う。僕は、違うと言おうと思いながらも、
「千里ちゃんは、イヤじゃないの?」
と、聞いてしまった。
『え? 私は、なお君が望むなら……』
千里は、あっさりとOKを出してしまう。僕は、激しく迷ってしまった。妊娠の危険がないとしても、中に出されるのはさすがに違うと思う。そこまでのことをしてしまっては、プレイとは言えなくなってしまう……。でも、僕は、じゃあお願いしますと言ってしまった。

「わかりました。じゃあ、始めましょう」
そう言って、彼は千里を抱き寄せてキスをし始めた。さっきまでとは打って変わり、積極的に千里を抱きしめて舌を使う。まるで、人が変わってしまったような積極性だ。千里は、少し驚いた感じになりながらも、すぐに舌を絡めていく。
僕は、絡み合う舌を見つめながら、本当にこれでいいのだろうか? と、迷い続けている。とめた方が良いと思う。今ならまだとめられる。でも、結局何もせずにただ見つめることしかできない。

秀一さんは、キスをしながら千里のアソコを触り始める。タオルがはだけ、千里の胸やアソコが見え隠れする。全裸の状態よりもこんな風に見え隠れする方が卑猥さが増す。

千里は、キスをしながらうめく。アソコを触られ、気持ちよさそうな声を漏らしている。秀一さんの指は、千里のクリトリスあたりをまさぐり続ける。触り方が、さっきまでより激しい。

「気持ちいい?」
秀一さんに聞かれ、千里はとろけた顔で、
『気持ちいいです。もう、入れて欲しい……』
と切なげに言う。
「おねだりの仕方、忘れちゃったの?」
秀一さんがニヤニヤしながら言う。秀一さんは、徐々に本性が出てきているような感じがする。千里は、恥ずかしそうな顔になりながらも、脚を大きく拡げる。そして、自分で膣口を拡げながら、
『秀一さんの大きなおチンポ、千里のいやらしいオマンコにハメてください』
と、おねだりをした。信じられないくらいに卑猥な姿に、僕は興奮しきってしまう。まさか、千里がこんなことまでしておねだりをするなんて、この目で見ても信じられない。

千里は、潤んだような目で秀一さんのことを見つめる。
「本当に、生チンポハメても良いの? 中に出されちゃうよ?」
秀一さんは、言葉責めみたいになっている。
『うぅ……はい。ハメてください。秀一さんの生チンポ、千里の淫乱なオマンコにハメてください』
千里は、興奮しきった声で言う。彼女自身、このシチュエーションに興奮しているみたいだ。

秀一さんは、楽しそうに千里に覆い被さっていく。そして、いきり立ったペニスを千里に握らせる。
「ほら、自分で誘導してごらん」
秀一さんがそんなことを言いながら、ゆっくりと腰を突き入れていく。千里は、彼のペニスを自分の膣に誘導していく。そして、彼の大きなペニスが膣中に入っていく。
『うぅ、あぁ、なお君、ごめんね、秀一さんの生チンポ、入っちゃってるの』
千里は、卑猥な言葉を口にしながら僕を見つめる。僕は、ドキドキしながら千里の顔を見つめる。

「入ってるどころか、子宮にキスしてるよ。彼氏さんの目の前で、他人のチンポが子宮に当たってるって、どんな気持ち?」
秀一さんが、そんなことを聞く。もう、完全にキャラが変わってしまった。
『そ、それは……なお君、ごめんね、気持ちいいって思ってる……』
千里は、僕の方を見て泣きそうな顔になっている。おかしな話だと思う。自分でハメてくれとおねだりをしていたくせに、こんな風に謝るなんて矛盾だと思う。

千里はそんな風に謝った直後なのに、秀一さんを見ながら、
『動いてください。いっぱい突いてください』
と言い始めた。僕は、千里も二重人格になってしまったのかと動揺してしまう。秀一さんは、すぐに腰を動かし始めた。
『うぅっ、あっ、あんっ、気持ちいいっ。子宮にキスしてるッ。なお君、秀一さんのおチンポ、子宮にずっとキスしてるのっ』
切なげな顔で叫ぶ千里。こんなにも連続でセックスをし続けること自体、僕とは経験がない。そんなに気持ちいいのだろうか? 秀一さんとのセックスは、そんなにも気持ちいいのだろうか? 僕は、劣等感を感じながらペニスをしごく。二人に見られることも気にせず、オナニーをしてしまう。もう、僕も千里もおかしくなってしまったとしか思えない。

「気持ちいい? 彼氏が見てるのに、気持ちいい?」
秀一さんは、言葉責めを続ける。千里は、我を忘れたようにあえぎ続ける。秀一さんは、さっきとは違ってペニスを奥に押し込んだまま動く。ストロークをさせると言うよりは、ペニスの先をこすりつけているように見える。

千里は、のけぞったりしながらあえぎ続ける。さっきのセックスよりも、感じているように見える。
「奥、好きだね。この方が気持ちいい?」
質問をする秀一さん。千里は、
『こっちの方が気持ちいいです。もっとこすりつけて。おチンポ奥にもっと押しつけてっ!』
奈々子は、卑猥な言葉を口にし続ける。さっきまでの罪悪感にまみれたような顔は消えている。千里は、あえぎっぱなしになってきた。泣いているような声は、嗚咽のような声、僕とのセックスでは一切出さない声を上げながら高まっていく。

すると、急に千里は僕を見た。
『なお君、イク、イッちゃう。違うおチンポで、イッちゃう……ごめんね、なお君のより気持ちよくなってる』

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