前回の話

修一さんは、腰を突き上げながら千里の様子をうかがう。千里は、とろけた顔であえぎっぱなしになっている。そして、
『もうダメ、本当にダメなの。なお君、見ないで……ダメ、イク、イッちゃうの……』
と、泣きそうな声で言う。僕は、その声にドキドキしながらもペニスをしごく手を止められないでいる。自分の恋人が、他の男にイカされかかっている……。通常ならばありえない状況だと思う。でも、僕はそんな千里を見て今までの人生で一番の興奮を感じている。


「ほら、もっとよく見てもらわないと。近くで見てもらおうよ」
秀一さんは、落ち着いた口調で言う。千里は、本当に恥ずかしそうに、
『そんなの無理です。ダメ……見られたくない……イクの見られたくないです』
と答える。泣きそうな顔でそんな風に言う千里は、本当に僕のことを想ってくれているんだなと思える。でも、言葉とは裏腹に、千里の身体はイキそうになっているのが伝わってくるような変化が見える。ビンビンに勃起している乳首、ドロドロに濡れた膣口。そして、大きなペニスがねじ込まれている膣の付け根、クリトリスも包皮から顔を出すくらいに勃起している……。

どこから見ても、セックスに快感を感じている身体。僕は、あっさりと他人棒で感じてしまう千里に、裏切られたような気持ちも感じてしまっている。
僕がこんなことをさせているにも関わらず、千里が裏切ったように感じるのは身勝手だとわかっている。それでも僕は、千里が他のペニスでは感じないと言うストーリーも期待していた。愛がないセックスでは、結局感じなかった……。そんな展開になることを期待していた。

僕は、迷いながらも二人に近づく。そして、千里の膣口を覗き込む。太いペニスが出入りするたびに、湿った水音が響き、千里の顔もとろけていく。僕がすぐ近くに来たことで、千里は顔がさらに赤くなった。恥ずかしくて仕方ないのか、僕の方を見もしない。本当にすぐ目の前で、千里の膣を他人のペニスが出入りしている……。

千里は、歯を食いしばるような顔になっている。あえぎ声を上げるのを必死でこらえているような感じだ。でも、秀一さんが規則正しく腰を突き上げ続け、千里はこらえきれなくなったようにまたあえぎ声を上げる。

『なお君……見ない……で……。もう、無理……イク……うぅ』
千里は、苦しそうにも見える顔だ。僕は、こんな風になるのを想像できていなかった。まさか、千里がこんなに感じてしまうなんてイメージできていなかった。それは、千里も同じだったのかもしれない。想像以上の快感を感じてしまい、千里自身も戸惑っているのが伝わってくる。

僕は、ズボンごと股間をまさぐりながら千里に質問してしまった。そんなに気持ちいいの? と。
『ごめんなさい。気持ちいいの。すごく感じてる……。なお君が見てるから……すごく……』
千里は、泣きそうな顔で言う。秀一さんは、会話している僕らに構わず腰を動かし続ける。
「彼氏さんも、ズボン脱いでオナニーしてくださいね」
秀一さんは、朗らかに言う。僕は、声をかけられているのに彼の顔をまともに見られない。
『なお君、直接しごいていいよ。私ばっかり気持ちよくなって、申し訳ないもん……』
千里は、あえぎ声混じりに言う。僕は、葛藤しながらも結局すぐにズボンとパンツを下ろしてペニスをしごき始めた。
『なお君も、もう出してたんだね。良かった……興奮してくれてるんだ』
千里は、ホッとしたように言う。この状況でホッとした顔になる千里に、僕は違和感を感じてしまう。

あらためて見ると、千里の裸は本当になまめかしい。取り立ててスタイルが良いわけでもないが、胸が大きくムチッとしていて抱き心地が良さそうだ。そんな千里を、他人が好きに犯している……。嫉妬で胸が苦しくなるのに、僕はペニスをしごき続ける。

『なお君、私もいっぱい気持ちよくなってるの。いっぱいイッちゃったの。ごめんね、でも、なお君も一緒だもんね』
千里は、あえぎ声混じりに言う。本当に気持ちよさそうだ。それにしても、秀一さんは本当に射精をしない。これだけ動いても、まだイク気配がない。千里は、ますますあえぎっぱなしになっていく。
『あっ、あんっ、ダメ、もう無理、あぁ、イッて下さい、もうイッてっ!』
千里は、悲鳴に似た声で叫ぶ。でも、秀一さんはイクことなく腰を動かし続ける。千里は、さらに何度も体を震わせ、
『なお君、もうダメ、イキすぎて死んじゃう』
と、泣き顔でイッてくる。僕は、こんなにも深い快感を教え込まれてしまった千里に、不安な気持ちが大きくなっていく。すると、秀一さんが腰を突き上げるのをやめた。そして、千里を持ち上げて自分の横に座らせる。
「彼氏さん、今入れてみて下さい。すごいことになってますから」
秀一さんがそんな提案をしてくる。僕は、意味がわからない。千里も、不思議そうな顔をしている。ペニスが抜けた後の膣。少し隙間が開いていると言うか、穴が空いているように見える。見た感じ、緩くなってしまったみたいに見えてしまう。

戸惑う僕に、千里が、
『なお君、来て。今すぐ抱いて欲しい』
と切なげな顔で言ってくる。僕は、慌ててコンドームを装着すると、すぐに彼女に覆いかぶさった。さっきまで他人のペニスが入っていた……そう思うだけで、嫉妬でおかしくなりそうだ。
そして一気に挿入すると、秀一さんが言っていた意味が理解できた。千里の膣中は、すごく熱くてうねっていた。
実際に経験はないので想像になるが、イソギンチャクに絡みつかれたような感覚。入れているだけで搾り取られそうな感じがしてしまう。

『なお君、違う感じする?』
千里は、心配そうに聞いてくる。僕は、いつもとまるで違う感触だと告げた。
『なお君、好き……怒ってない?』
千里は、心配そうに聞いてくる。さすがに冷静になったのだろうか? でも、すぐ横には全裸の秀一さんが待機している。このドームがついたままのペニス。見るからに窮屈そうだ。そして、ドロドロに汚れてしまっている。あれがよく聞く本気汁というものだろうか?

僕は、怒ってないと言いながら腰を動かし始めた。
『良かった。なお君、愛してる』
千里は、安心したように言う。でも、僕は複雑な気持ちになっていた。腰を動かしているのに、千里はまるで普通の感じで話をしている。さっきまでの追い詰められたようなあえぎ方は、どこにもない……。
僕は、逆に千里はいつもと違う感じがするのかと聞いた。
『えっ? う、ううん。同じだよ。いつもと同じ』
千里はそんな風に答える。でも、明らかに動揺しているように見えてしまい、僕は不安な気持ちになる。何かが違うのだろうか? 僕は、すぐ横の秀一さんを意識しながらも腰を振り続ける。
大きなペニスは、圧倒的に存在感がある。僕は、劣等感にまみれなが腰を動かし続ける。本当に気持ちいい。うねりながら絡みついてくるヒダヒダの感触。どうしていつもはこんな感じじゃないのだろう? 

すると、聞いてもいないのに秀一さんが、
「身体が妊娠モードになってるんですよ。搾り取ろうとして、すごく動いてるでしょ?」
と説明をしてきた。僕は、素直にそうなんだと感心しながらも、いつもの僕とのセックスではそんな反応をしないんだなと暗い気持ちになる……。

『なお君、気持ちいいよ。愛してる。もっと動いて』
千里は、興奮した顔で言う。でも、どことなく焦れている感じもしてしまう。僕は、夢中で腰を振り続けた。あっという間に射精感が高まるが、さすがにさっき出したのでもう少し耐えられそうだ。なんとかして、少しでも千里を感じさせたい……。そんな気持ちで腰を動かし続ける。でも、千里はあえいでくれてはいるが、どう見ても物足りなさそうだ。

すると、秀一さんがコンドームを外し始めた。締め付けられていたのがなくなり、ペニスが一回り大きくなったような錯覚に陥る。僕は、彼が何をしているのか理解できないまま腰を動かし続ける。秀一さんは、ゆっくりとペニスを千里の顔に近づけていく。
僕を見てあえいでいた千里が、そっちを見始めた。僕が腰を動かしているのに秀一さんのペニスを見つめる千里に、強い嫉妬を感じてしまう。千里は、熱っぽいような目で秀一さんのペニスを見つめている。欲しがっているようにしか見えない。

そして、さらに近づいてくる秀一さんの巨根。すると、千里はスッと顔を近づけて舌を絡みつかせてしまった。僕が挿入して腰を動かしているのに、他の男のペニスを舐める千里……。急に膣の締まりが強くなり、ドキッとしてしまった。千里はそのまま口を開けてくわえこんでいく。かなり大きく口を開けているのがわかる。

千里は、まるで催眠術にでもかかったような目でそれをした。でも、急にハッと気がついたような顔になり、僕の方を見た。他の男のペニスを頬張ったまま僕を見つめる彼女……。僕も、千里の異様な姿に言葉も出なくなっている。

僕は、嫉妬に任せて腰を動かす。さっきまでよりも激しく腰をぶつけていく。すると、千里はペニスをくわえたままうめき声を上げ始めた。さっきまでよりも大きな声でうめくようにあえいでいるのがわかる。

僕は、もっと感じろと思いながら腰を動かし続ける。すると、うめいていた千里が本格的にフェラチオを始めてしまった。頭を前後に動かしながら舌を使う……。そんな千里を見て、僕は後悔し始めていた。どうしてこんなことをさせてしまったのだろう? オモチャでやめておけばよかった……。そんな後悔で一杯になる。

「彼氏さんがしてるのに、違うおちんちんくわえていいの?」


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