前回の話

僕は、手も触れずに射精してしまったことに驚きながらも、あまりの快感にうめき声が漏れてしまっていた。さっきは、しごいてオナニーしても射精できなかった。イキそうなのに、射精できない状態。きっと、ショックが大きすぎて心理的な要因で射精できなかったのだと思う。

それが、理香が他の男に膣中に射精されたのを見た瞬間、手も触れていないのに射精をしてしまったのは、どういうことなんだろう?


僕は、荒い息遣いのまま画面を見つめている。画面の中では、理香が両脚まで絡みつかせた状態で剛君にしがみ付いている。濃厚なキスを続けながら、理香は全力で彼を抱きしめているし、彼も同じように理香のことを抱きしめている。

僕は、理香は本気で彼のことを愛しているのだろうか? セックスを盛り上げるために、そんなことを言っているだけなのだろうか? と、考えていた。

この動画がいつの物なのかは定かではない。でも、ここ数日以内の物だと思う。それでも、最近の理香はいつも通りだった。僕に対しても、普段と何も変わらない感じで接していた。普通に、行ってらっしゃいのキスもしている。

ただ、考えてみれば、最後に彼女とセックスをしたのはいつだろう? アイツに調査を依頼したこの2週間はもちろんのこと、その前も数週間していない気がする。僕は、どちらかというとセックスには関心が薄い方だ。性欲はあるが、オナニーでも問題ないかな? と、思ってしまうような性格だ。

画面の中の剛君が、
「すごく沢山出た……。理香、愛してる」
と、優しい口調で言う。
『うん。わかったよ。ドクドクしてたね。愛してる。今までで一番気持ち良かった。どうしよう……帰りたくなくなっちゃうよ……』
理香は、彼にしがみ付いたままそんなことを言う。着衣のまま、玄関でセックスをした二人。感情を抑えきれなかった感じだ。

ただ、しばらくそのまま抱き合っていた二人だけど、理香が、
『ゴメンね、もう帰るね。怪しまれちゃうから……』
と、言い始めた。
「もう、怪しまれても良いじゃん。このまま、泊まっていけよ」
剛君は、そんなことを真剣に言う。
『……ダメだよ。そんなことしたら、剛にも迷惑かかっちゃうから』
理香は、迷ったような口調で言う。
「迷惑なんか、かからないよ!」
剛君は、そんな風に言う。
『ダメ。剛の気持ちは嬉しいけど、暴走しちゃダメだよ』
理香は、冷静に言う。それでも、剛君はだだをこねるように話を続ける。
「だって、まだ高校生でしょ? 剛の気持ちは信じるけど、やっぱりダメだよ。私も、ずっと好きでいてもらえる自信ないよ……』
理香は、色々と悩んでいるような感じだ。無理もないと思う。剛君は色々と話を続けたが、結局引き下がった。そして、しばらくキスを続けた後、理香は部屋から出て行った。動画は、そこで終わる。

僕は、強い脱力感に襲われていた。そして、不安になっていた。この後、理香は帰ってきてくれるのだろうか? 今、パートに行っている。もしかしたら、剛君と同じシフトかもしれない。

僕は、とりあえず飛び散った精液を拭き取る。そして、残りの一本を見るべきかどうか迷っている。もう、これ以上見たくない気持ちもある。知らない方が幸せなこともあると思う。

僕は、動画を削除しようとした。でも、削除を実行したが、管理権限がないのでエラーになってしまう。僕は、結局もう一本の動画を見始めてしまった。

動画は、会話の途中から始まった。
『うん。間違いないよ。赤ちゃん、出来た』
理香は、そんな言葉を口にしている。僕は、パニックになってしまった。理香は、剛君の部屋でそんな言葉を口にした。
「そうなんだ。すごく嬉しいよ。もう、俺と一緒になろうよ」
剛君は、そんな対応をする。焦ることもなく、本当に嬉しそうだ。高校生の彼が、バイト先の人妻を妊娠させた……。普通なら、かなり焦るシチュエーションのはずだ。でも、剛君は動揺することもなく、本当に嬉しそうだ。

『ダメ。剛に迷惑かけられない』
理香は、そんな風に言う。
「ど、どうして? だって、俺の子でしょ?」
剛君は、驚いた顔で言う。
『うん。そうだよ。でも、雅俊さんの子として産む』
理香は、きっぱりとそう言う。
「そんな! そんなのダメだよ。だって、そんなことしたら可哀想だよ」
剛君が慌てた感じで言う。
『可哀想? 誰が?』
理香が質問する。
「それは……旦那さんが」
剛君は、そんな風に言う。僕は、高校生に心配されて、複雑な気持ちになってしまった。
『この子のこと考えたら、それが一番良いの。剛のことは愛してる。誰よりも、愛してる。でも、ここで雅俊さんと別れたら、お腹の子も剛も不幸になる』
理香は、そんなことを言い始めた。僕は、本当に驚いてしまった。理香が、そんなことを言う……信じられない気持ちだ。ほがらかで真面目な性格。人に騙されても、騙すことなんてないタイプだと思っていた。

剛君は、当然のようにそんなのおかしいと言う。でも、理香が、
『剛の子だって言うのは、変わらないよ。私と剛は、わかってるんだもん。それで良いと思う……。こうしないと、もう剛とも会えなくなっちゃうよ』
と、言う。剛君は、意味がわからないと言う。でも、理香が僕と理香の家族のことも含めて、想定される色々なケースを説明をすると、渋々という感じながらも納得した。

「俺が働いて稼ぐようになったら、一緒になってくれる?」
剛君は、そんな風に質問する。
『その時に、まだ私のことが好きだったらね』
おどけたように言う理香。でも、無理をして笑っているような感じだ。そして、二人は吸い寄せられるようにキスを始めた。

舌を絡ませ、抱きしめ合いながらキスを続ける二人。そのまま、もつれるようにソファに倒れ込む。荒い息遣いに、絡み合う舌。理香は、彼のTシャツをまくり上げて乳首にむしゃぶりついた。興奮した顔で、彼の乳首を舐める理香。発情したような顔になっている。
「ダメだよ、赤ちゃんいるんでしょ?」
そんな風に言う彼。心配そうな感じだ。
『まだ、平気だよ。形にもなってないよ。それに、明日雅俊さんとするから……。今日は剛に抱いてもらいたい』
理香は、そんな風に言う。僕は、また動揺してしまった。明日? この動画は、いつの動画なんだろう? 

「わかった。理香が俺のを忘れないように、たくさんするね」
剛君は、そんな風に言うと服を脱ぎ始めた。
『忘れるわけないよ。もう、私のあそこは剛の形になっちゃってるもん』
理香は、照れくさそうに言いながら服を脱ぎ始めた。あっと言う間に全裸になった二人。すぐにベッドで抱き合いながらキスを始める。お互いに、相手の性器を触りながらのキスが続く。

イヤらしくペニスをしごく理香。そして、指でクリトリスをこすり続ける剛君。お互いの気持ちいいところが、よくわかっている感じだ。

どういう経緯でこんな関係になったのだろう? 話では、骨折をした彼に、ご飯を作ってあげたりしたのがきっかけなんだと思う。
でも、肉体関係になったのは、どちらかがアクションを起こしたからだと思う。どちらがアクションを起こしたのだろう? 僕は、二人の濃厚なキスを見つめながら、そんなことを考えていた。

すると、理香が彼のペニスを舐め始めた。
「あぁ、理香、気持ちいいよ」
嬉しそうに言う彼。理香は、笑顔で彼のペニスを舐め回している。顔の小さな理香がペニスを舐めていると、対比でペニスがものすごく大きく見える。僕は、劣等感を刺激されながら、夢中でペニスを舐め続ける理香を見ていた。

『フフ。剛の、すごく固い。こんなに興奮してくれて、嬉しい……。私の身体、飽きてない?』
理香は、恥ずかしそうに質問する。
「飽きるわけないよ。すごく綺麗だよ。それに、エッチな理香が大好きだよ」
剛君は、真剣な顔で言う。理香は、嬉しそうに笑いながら、彼のペニスをくわえ込んでいく。大きく口を開け、太いペニスを口に入れていく理香。

「あぁ、理香。気持ちいい。もっと奥までくわえて」
剛君が、感激したような声で言う。理香は、言われるままにペニスをくわえ込んでいく。小柄で童顔な理香。それが、嬉しそうに浮気チンポをくわえている……。
僕は、ついサイドボードの上の写真を見てしまった。結婚式の時の写真……。純白のドレスを着て、幸せそうに微笑んでいる。この時、僕と理香は永遠の愛を誓ったはずだ。そんな理香が、写真と同じ幸せそうな顔で高校生の男の子のペニスをくわえ込んでいる……。

僕は、見なければ良かったと思い始めていた。こんな動画を見たばかりに、僕は絶望感で死にそうな気持ちになっている。理香は、本当に熱心にフェラチオをしている。あんなに長いペニスを、頑張って飲み込んでいる。あれでは、喉の方まで入ってしまっているように見える。

「理香、俺も舐めさせて」
興奮した声で剛君が言う。すると、理香は彼のペニスをくわえたまま、身体を時計回りに動かし始めた。彼の顔の上にまたがるようになると、剛君はすぐに理香のアソコを舐め始めた。

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