前回の話

涼子は、
『わかりました。じゃあ、脱がせちゃうね』
と、機嫌良く言う。そして、私のパジャマを脱がせてくる。すぐに私の乳首を舐めはじめてくれた。私は快感に声が漏れながらも、昼間のトイレでの出来事を思い出してしまっていた。

涼子は私の乳首を舐めながら、パジャマ越しにペニスを握ってくる。そして、パジャマの上からでも的確にカリ首あたりを刺激してくれる。

『もう、カチカチ。じゃあ、脱がせますね』
そう言って、私のパジャマのズボンとパンツも脱がせてくれる。私は、なにもせずにお任せ状態だ。そして、いつも通りにオナホをペニスにかぶせる涼子……。私は、一瞬で射精感が湧き上がってしまう。
同時に、私はオナホなのに、直人君には生挿入を許し、中出しまでさせていた……。私は、嫉妬と敗北感を感じてしまっていた。でも、そんな気持ちなのに射精しそうな感覚ばかりが大きくなる。

私は、涼子の胸をパジャマ越しに揉み始めた。
『アン。ダメですよ。欲しくなっちゃうから』
涼子は、そんな風に言う。でも、私は直人君への対抗心を燃やしているのか、そのまま触り続ける。涼子は、なにも言わずにオナホを動かし続けている。

パジャマの上から彼女の乳首を触ると、すぐに固くなってくる。
『ンッ、うぅ、ダメぇ、気持ち良くなっちゃう』
涼子は、セクシーな声をあげる。私はその声に興奮し、さらに触り続ける。そして、彼女のアソコにも手を伸ばした。でも、涼子は激しく抵抗する。
『ダメっ、触られちゃったら欲しくなっちゃう。それに、もうすぐ生理なの』
涼子は、そんな風に言う。私は、別の理由があって触られたらマズいんじゃないのか? と、思っていた。きっと、まだ体内に彼の精液が残っているはずだ。と言うよりも、あえて流していないのではないかと思う。

彼の精液を膣奥に入れたまま、過ごしているのではないか? そんな予感がする。私は、抵抗されながらもさらに強引に手を伸ばす。そして、パジャマの上からアソコをまさぐる。
『うぅっ、ダメっ、あなた、本当にダメなの』
涼子は、いつになく強引な私に驚いているような感じだ。私は、さらに触り続ける。すると、涼子はオナホを握る手の力をさらに強める。一気に快感が増し、射精寸前になってしまう。涼子はオナホを強く握りながら、動きも速くする。

私は耐えきれなくなり、あっけなく射精をしてしまった……。オナホの中に射精をしながら、直人君は中に出していたのにな……と、悲しい気持ちになってしまった。

『いっぱい出ましたね。あなた、愛してます』
そう言って、キスをしてくれる涼子。直人君とあんなことになっていても、私への愛情は残っているようだ。

私は、どうしたらいいのだろう? と、迷っていた。温泉旅行は、間違いなく直人君と行くはずだ。とめなくては……。そんな風に思うのに、なぜだかペニスばかりが固くなる。

そして、日が近づくにつれ、とめることよりも見たいという歪んだ願望が大きくなっていく。二人がどんな風に過ごすのか……どんな風に愛し合うのか……。私は、なんとか見ることが出来ないかと知恵を絞る。

でも、どこの宿かもわからないし、わかったところで何か出来るわけでもない……。私は、ふと高校の頃の友人が探偵事務所を経営していることを思い出した。

「はぁ? 見たいから? 嫁さんと間男が、セックスしているのを見たいから? 離婚の証拠とかじゃなくて?」
友人の水野は、驚いた顔で言う。でも、すぐに冷静になり、
「寝取られってやつか。最近、多いみたいだな」
と、言う。
「でも、どうするんだ? 今のうちにとめとかないと、マジで男と駆け落ちでもするんじゃないのか?」
水野は、少し心配そうに言う。私は、それはないと断言した。もちろん、根拠はない。でも、息子への愛情や私への愛情は、本物だと思っている。

「まぁ、いいけど。部屋の中だけなら、なんとでもなるぞ。外もって事になると、結構大かがりになっちゃうぜ」
彼は、説明をしてくれた。私は、部屋の中だけで十分だと言った。と言うよりも、どうして部屋の中の映像がなんとかなるのだろう? と、不思議に思っていた。そのあたりの事は、笑いながら企業秘密だよと言って教えてくれない彼……。でも、私は結局彼にお願いをした。友人価格とは言え、スマホが一括で買えるほどの金額だ。私は、バカなことをしているなと思ってしまった……。

そして旅行の日、金曜日と言うこともあって私はいつも通りに会社に出かける。息子は、すでに嫁の実家に預けてあるので二人きりの朝だ。

私は、嫁の表情や仕草にドキドキしていた。いつも通りに朝食を作ったりしているのに、涼子からは発情した牝のような雰囲気を感じる。今日からの直人との旅行のことを考えているのだと思う。

私はそんな状況にもかかわらず、いつも通りに振る舞った。
「今日は、何時くらいから行くの?」
私が質問すると、涼子はなに食わぬ顔で、
『お昼くらいだよ。ご飯とか、ゴメンね。お土産買ってくるからね』
と、言う。後ろめたいとか、そんな気持ちは感じていないように見える。私は、気をつけてねと言いながらも、涼子から伝わってくる発情したような雰囲気にさらに興奮してしまっていた。

すると、
『私がいないからって、浮気しちゃダメだからね』
と、言い出す涼子。私は、慌ててするわけないと答えながらも、よく言えるなと驚いていた。涼子には、動揺している感じも何かを誤魔化そうとしている感じもない。私は、女性の嘘は見抜けないというのはこういうことなんだなと思い知った。

そして、落ち着かない気持ちのまま会社に行き、仕事を続ける。今頃何をしているのだろう? そんなことを考えながらも、どうしようもないほど興奮してしまう私……。

上の空でミスを重ねながら仕事を続け、夕方になる。私は定時に上がると帰宅した。食事をする気にもなれず、涼子と直人君のことを考えてやきもきする私……。すると、水野からメールが来た。

”見ない方がいいと思うけど……。嫁さん、とめないとマズいかもな”
短いメッセージと共に、何かのurlが書いてある。私は、すぐにクリックしてみた。それは、いわゆるクラウド型のストレージだった。そこには、日時がファイル名になった動画データが並んでいた。

私は、すぐにそれが何か理解した。そして同時に、どうやって撮したのだろう? と、思っていた。そして、緊張しながら動画を再生し始めた。

和室のほぼ全体が写っている……。部屋の造や備品などで、旅館の一室だとわかる。動画に、男性の後ろ姿が写る。そのまま部屋から出て行った。その後ろ姿は、どう見ても水野の後ろ姿に見える。隠しカメラを設置した? どうやって部屋を特定出来たのだろう? そもそも、どうやって部屋のカギを開けた? 私は、色々な疑問を感じながらも、動画を見つめた。でも、動きはない。たぶん、ずっと撮りっぱなしの動画なのだと思う。

私は、さすがに焦れて早送りを始めた。すると、すぐに動きがあった。仲居さんと一緒に入ってきた涼子……その横にいるのは、やっぱり聡子さんではない。
横にいるのは、直人君だ。仲よさそうにしている二人。実際には一回り以上年の差があるはずだが、涼子が若い格好をしているのでそれほど違和感はない。

短めのスカートに、薄手のニットとカーディガン。春らしい薄いブルーが鮮やかだ。夫婦と言うよりは、まだ恋人同士という雰囲気に見える。

仲居さんは色々と説明をしている。音声もクリアだし、映像もかなり鮮明だ。どんなカメラを、どんな風に設置したのだろう? そんなことを考えてしまう。

すると、仲居さんが二人の選んだ浴衣を撮りに部屋を出て行った。すぐにキスを始める二人。激しく舌を絡ませ、濃厚なキスをしている。
『早く入れて。もう、我慢出来ないよぉ』
涼子はそんなことを言いながら、壁に手をついて後ろを向く。立ちバックの格好になると、スカートをまくり上げた。すると、真っ白なお尻があらわになる。ショーツを身につけていないみたいだ。
「ダメだって。すぐ戻ってきちゃうよ」
直人君は、少し慌てた感じだ。
『イジワルしないで。もう我慢出来ないの。もう、こんなになってるんだよ。早く入れて』
涼子はお尻を突き出すようにしながら、自分でアソコを拡げるような動きをする。すると、直人君は慌ててズボンとパンツを降ろし、いきり立ったペニスを突き立てた。
『ンうぅっ、直人、ずっと欲しかった』
涼子は、とろけた声で言う。直人君は、すぐに腰を振り始める。いきなりかなりのスピードだ。
『んっ、んっ、んぅ~っ! 直人、凄いっ。カチカチになってるっ』
涼子は、嬉しそうに言う。直人君は、そのまま腰を振り続ける。私は、二人がこんなにすぐにセックスを始めるとは思っていなかった。

「涼子、愛してる」
直人君はそんなことを言いながら腰を振り続ける。もう、全力で腰を振っている感じだ。肉がぶつかる鈍い音と、涼子の押し殺したあえぎ声……。

すると、仲居さんの失礼しますという声が響く。慌ててペニスを抜いてズボンを上げる直人君。涼子もまくれ上がったスカートを直す。

仲居さんは、浴衣を持って部屋に入ってくる。にこやかに世間話をしながら、浴衣の説明をする。直人君も涼子も、説明を聞きながら当たり障りのない話を続ける。でも、涼子の顔ははっきりとわかるほど上気している。

そして、仲居さんが出て行くと、
『危ないところだったね』
と、涼子はいたずらっ子のような顔で言う。
「気がついてたんじゃない? だって、涼子の顔凄くエロくなってたよ」
直人君は、からかうように言う。
『だってぇ……。変なことばっかりさせるんだもん。恥ずかしかったんだからね』
涼子は、モジモジとしながら言う。
「でも、涼子も楽しそうだったじゃん。興奮してたんでしょ?」
『そんなことないもん。見られたらどうしようかって、ドキドキしてたんだから』
涼子は、恥ずかしそうに言いながら服を脱ぎ始めた。あっという間に全裸になる……。そのまま、直人君のズボンのファスナーに指をかけて脱がせていく。

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