前回の話
【続きは出典元から】
俺は、ただ自分でしごいているだけなのに、強すぎる快感を感じている。もしかしたら、あやみとセックスをしているときよりも気持ちいいかもしれない。
あやみは、熱っぽい目で彼を見つめながら、好きという言葉を何度も口走っている。その表情と口調は、本気で恋している女性のそれに見える。
「あやみちゃん、僕もずっと想ってたよ。あの時、抱かなかった事をずっと後悔してたよ」
彼は、ゆっくりとした動きで腰を振りながらあやみにささやく。あやみは嬉しそうな顔になり、自分からキスをし始めてしまった。彼に腕を巻き付け、ギュッと抱きつきながらキスをするあやみ。まるで、恋人同士みたいだ。
『そうだったんだね。嬉しいな。夢が叶った』
あやみは、はにかんだように言う。男性は、キスをしながら腰の動きを早めていく。
『イク、イッちゃう、気持ちいいの、本当に気持ちいいのっ』
あやみは、とろけきった顔で叫ぶ。もう、少しの余裕もないような顔だ。俺とのセックスでも、あやみはすごく感じてくれていると思う。でも、比べてしまうとまったく違うように見える。
「あやみちゃん、好きだよ。もっと感じて。僕のじゃなきゃダメになるくらい感じて」
彼は、想いを込めて言う。彼も、タガが外れてしまったみたいになっている。
『もうなってるよ。もう、みーやんのじゃなきゃ、気持ちよくなれないもん』
あやみは、躊躇なくそう言った。彼は嬉しそうな顔になり、あやみにキスをする。そして、濃厚に舌を絡ませながらのセックスが続く。
あやみは、キスをしたままうめくようにあえぎ続ける。そして、彼女は彼の乳首を指で触り始めた。正常位で抱かれながら、男性の乳首を触る……。まさか、彼女にこんなにも淫乱な顔があるとは思っていなかった。
「あぁ、気持ちいいよ。あやみちゃん、すごく気持ちいい」
男性は、嬉しそうに言う。すると、あやみも嬉しそうな顔で、
『もっと気持ちよくなって。みーやんの、もっと固くなってきた。あぁ、ダメ、イッちゃう、イクっ、イクっ、みーやん大好きっ!』
あやみは、イヤらしい指使いで彼の乳首を触りながら叫ぶ。本当に気持ちよさそうだ。
腰を動かしながら、乳首を触る彼女……。ますます風俗嬢やAV女優のようになってしまっている。俺は、そんな彼女を見ているのに、信じられないほどの興奮を感じてしまっている。
「あぁ、もう出る、出ちゃうよ、良いの? 本当に中で良いの!?」
彼は戸惑ったように聞く。俺は、あらためて避妊具無しでセックスしていることを思い出し、足が震えるほど動揺してしまった。この動画は、過去のことだ。もう、終わってしまったことだ。それでも俺は、やめてくれと言いそうだった。
『イッてっ! 中に欲しいっ! みーやんの、全部中に欲しいっ!』
あやみは、そんな言葉を叫ぶ。プレイの一環として言っている感じではなく、心の底からそう思っているような感じだ。
「イクっ、うぅっ」
彼はうめきながら腰を押し込み、あやみの一番深いところで射精を始めた。
『うぅああっ、みーやん愛してる、すごく熱い……好きぃ』
うっとりしたような顔であやみは言った。俺は、敗北感に打ちのめされながら、あやみを失う恐怖を感じていた。この後、帰宅したとき、あやみは家にいるのだろうか? もしかしたら、いないのではないか? そんなことを考えて足が震えてしまう。でも、俺のペニスだけは制御を失ったように勃起していて、揺れるように動くばかりだ。
「あやみちゃん、ごめんね。中に出しちゃった」
彼は、申し訳なさそうに言う。でも、あやみは嬉しそうな顔で、
『謝らなくて良いよ。すごく嬉しかった。ねぇ、愛してる?』
と、はにかむように聞く。
「う、うん。愛してる」
彼は、あやみに押し切られるように愛してると言った。あやみもすぐに、愛してると言ってキスをした。二人は、射精が終わった後もキスを続けている。とても幸せそうに見える。
あやみは、どうして俺と付き合ったのだろう? どうして俺と結婚したのだろう? そんなことを考えてしまうほど、二人は仲睦まじく見える。
「でも、平気なの? 本当に安全な日だった?」
彼は、心配そうに質問する。さっきのあやみのリアクションは、完全にウソをついているときのリアクションだった。たぶん、安全日かどうかなんて把握していないのだと思う。
『大丈夫。みーやんに迷惑はかけないから』
あやみは、真面目な顔で言う。
「……迷惑だなんて思ってないよ」
『じゃあ、産んでも良いの?』
あやみは、いきなり飛躍したことを言う。
「う、産むって、まだ妊娠もしてないでしょ?」
慌てる彼。
『例えばの話だよ。もしも妊娠してたら、どうする?』
あやみは、小悪魔のような顔で聞く。俺は、とにかく嫌な予感しかしない心境だ。
「どうするって、どうして欲しいの?」
彼は、返事に困って逆に質問を始めた。
『……パパになって欲しい』
あやみは、真剣に言う。
「そ、それって、結婚するって事?」
『うん』
「いや、旦那さんいるでしょ? すごく良い人だって言ってたでしょ?」
彼は、本当に焦っている感じだ。
『そうだよ。でも、みーやんとしちゃったら、もうダメだよ。みーやんのじゃなきゃ、気持良くなれなくなっちゃったもん』
あやみは、真面目な顔で言う。本当にそう思っているのが伝わってくる。
「で、でも、結婚って、セックスだけで決めるものじゃないでしょ?」
彼は、そんな事を言う。もっともだと思うが、あやみはそう思っていないようだ。
『私もそう持ってたよ。でも、みーやんとしちゃったら、全部変わっちゃった。あれから、いつも考えてるもん。みーやんのおチンポのことばっかり』
おどけたように言うあやみ。
「そ、そうなの? いつもって、旦那さんと一緒の時も?」
彼は、すごく動揺しているようだ。
『うん。エッチしてる時もだよ。どうしてこんなに違うのかなぁって思いながら』
あやみは、そんな事を言った。俺はまったく気がついていなかった。不満を感じているなんて、少しも気配を感じなかった。
「……旦那さんとじゃ、感じないって事?」
彼は、申し訳なさそうだ。
『うん。もう、みーやんとじゃなきゃ、ダメだと思う。ちゃんと、責任取ってよね』
あやみは、少しおどけた口調で言う。俺は、衝撃的なカミングアウトの連続に、精神が壊れそうな気持ちになっていた。
「でも、僕と結婚するなら、旦那さんとは別れるって事?」
『……うん』
あやみは、迷いながらと言う感じで言った。俺は、もうダメかもしれないと諦めの気持ちになってきた。
「わかった。嬉しいよ」
彼は、そう言って受け入れてしまった。あやみは、本当に嬉しそうな顔になり、
『私も! ねぇ、まだ出来るでしょ? もっと中に出して欲しい。絶対に妊娠したい』
あやみはそう言って彼の下から抜け出し、彼のペニスを舐め始めてしまった。
『フフ。もう固くなってるね。嬉しいな。もっと固くするね』
あやみは無邪気に笑いながら、さっきまで自分の中に入っていたペニスをフェラチオし始めた。心を込めて大きなペニスをお口で奉仕するあやみ……。彼女は、俺の妻のはずだ。でも、もう俺の妻ではないのかもしれない。
「出したばっかりなのに、こんなにもう固くなってるよ。あやみちゃんが相手だと、何度でも出来るって気がする」
『気がするだけじゃないでしょ。何回でも出来るの!』
あやみは、少しすねたように言う。でも、心の底から楽しそうだ。浮気をしている罪悪感なんて、欠片も感じていないようだ。
『フフ。もう大丈夫だね。じゃあ、今度は私が搾り取っちゃうから』
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