前回の話

ひな子は、元カレに泣きながらキスをしている。感情が爆発してしまったように、激しく舌を絡めている。
「俺もだよ。ずっと忘れられなかった。ずっと後悔してた」
元カレは、熱のこもった声で言いながら、何度もキスを繰り返す。
『蒼大、本当は蒼大が会いに来た時、嬉しかった。ひどいことされたけど、本当は嬉しくて泣きそうだった』
ひな子は、感傷的な声でそんな事を言う。私は、まったく想像もしていなかった言葉に、ただただ驚いていた。事の始まりは、元カレが昔の動画でひな子を脅し、無理矢理関係を結ぼうとしていたんだと思っていた。
「バカなやり方して、ゴメン。ああでもしないと、話も聞いてくれないと思ってたから」
元カレは、反省しているような口調だ。
『良いよ、バカなのは知ってるから』
ひな子は、からかうように言う。そして、ひな子からキスをする。元カレは、単純な動きではなく腰を振る。ひな子は、元カレとキスをしながら脚をピンと伸ばしたりのけ反り気味になったりを繰り返す。本当に激しくて濃厚なセックスだ。

そして、長い時間そんなセックスが続き、元カレが動きを止めた。
「ふう、出ちゃいそう」
元カレは、そんな風に言う。さすがに、人妻の中に出すのは抵抗があるようだ。でも、コンドームをつけずにしているので、今さらだと思う。それに、昔はさんざんひな子の中に注ぎ込んでいるのを、あの動画で見てしまっている。

『……出せば良いのに……』
ひな子は、ボソッと言う。
「えっ? さすがにマズいでしょ」
『真面目か』
おどけて言うひな子。でも、少し寂しそうに見えるのは気のせいだろうか?

「やっぱり、ひなが一番だよ。気持ちよさが全然違う。感情がこもるからかな?」
元カレは、ペニスを抜いて仰向けに寝転がりながら言う。彼の大きなペニスは、天井を向いてそそり立っている。ひな子をメチャクチャに感じさせて、誇らしげに揺れているようだ。

『きっとそうだよ。イキっぱなしになっちゃた……』
恥ずかしそうに言うひな子。そして、甘えたような素振りで彼の乳首を舐め始めた。元カレは、気持ち良さそうにうめきながら、優しくひな子の髪を撫でている。
『ねぇ、私が上になるね』
ひな子はそう言って、彼にまたがって挿入してしまった。コンドームがないことなど、気にもしていないようだ。安全な日なのだろうか? でも、この前の生理からけっこう日数が経っているような気がする。もしかしたら、出来てもかまわないと思っているのではないか? そんな心配をしてしまう。

ひな子は、腰を前後に揺らすように振り始めた。
『気持ちいい?』
ひな子は、甘えた声で元カレに質問する。
「気持ちいいよ。ひなは?」
『気持良すぎてもうイッちゃいそう』
ひな子は、うわずった声で言いながら腰を振り続ける。でも、激しく動かしているわけではない。
「相変わらず、エロい腰使いだな。旦那さんも喜んでるんじゃない?」
からかうように言う元カレ。
『今は、昔に戻ってるんでしょ? そんな事言っちゃダメだよ。今は、昔の二人なんだから』
ひな子は、真剣な口調で言う。
「ワルい。わかった」
元カレは、少し反省しているような口調だ。
『ねぇ、私と別れてから、何人くらいの女の人としたの?』
ひな子は、そんな質問をする。
「人数? なんで?」
『いいから、教えてよ』
ひな子は、腰を微妙に動かしながら聞く。セックスをしながらの会話とは思えない感じだ。
「3人かな?」
『ウソつけ。蒼大が3人だけのわけないじゃん』
ひな子は、少しイラッとした口調で言う。
「バレた? 数えてないけど、10人はいってないはずだよ」
軽い調子で元カレは言う。
『ハァ……。やっぱり別れて正解だったかな? でも、蒼大らしいね。それ聞いて、少し冷静になったよ。さっきまでは、盛り上がっちゃってちょっとヤバかった』
ひな子は、少し落ち着いた口調で言う。
「アレ? さっきまでは、旦那と別れて俺と一緒になろうとか思ってた?」
元カレは、おどけた口調で言う。
『バカ……』
ひな子は、あきれたように言った。でも、まんざらでもないというような感じがして、ドキドキしてしまった。
「まぁ、あんまり盛り上がっても仕方ないしな」
元カレはそんな風に言う。
『仕方ないの?』
少し寂しそうに言うひな子。
「だって、そうだろ? 俺が、旦那と別れて俺のところに来いって言っても、信じられないだろ?」
『……そっか、そうだよね。じゃあ、今だけ楽しもうね』
ひな子はそんな風に言う。でも、すごく寂しそうで、泣きそうな感じに見えてしまった。
元カレは、ひな子に何か言おうとした。でも、ひな子が身体を折り曲げて元カレの乳首を舐め始めた。そのまま腰を大きく動かすひな子。
「おぉ、ヤバい。気持良すぎる」
元カレは、本当に気持ち良さそうに声をあげる。ひな子は、小柄な身体を生かして、騎乗位で腰を振りながら元カレの乳首を舐め続ける。そして、急に噛み始めた。
「いたた! ちょっ、痛いって」
元カレが、驚いたような口調で言う。
『10人は多すぎるよ。この、浮気者!』
ひな子は、そんな事を言いながら、元カレの乳首をかなり強く嚙んでいる。
「い、痛いって! ゴメン、悪かったよ、ごめんなさい!」
謝る元カレ。すると、ひな子は噛むのをやめた。
「でも、別れたんだし、浮気者って変じゃない?」
元カレは、そんな事を言う。確かに、言うとおりだと思う。
『そ、それは……。だって、ずっと私のこと想ってたんでしょ? だったら、他の子としちゃダメだよ』
ひな子は、当たり前という感じで言う。
「えぇ~? マジで? でも、ひなは? 結婚までしちゃったじゃん」
『それはそれ! 私は良いの。だって、浮気したのは蒼大でしょ?』
ひな子は、堂々と宣言する。
「ゴメン。じゃあ、もうひなとしかしないよ」
『うん。絶対だよ』
そんな会話をする二人。これっきりではないつもりなのだろうか?
「ひなは? 旦那とするでしょ? ズルくない?」
『女はズルいんだよ~。ほら、交代して。いつものヤツやってよ』
ひな子は、仰向けに寝転がりながら言う。
「いつものって、何年前の話だよ」
元カレは、苦笑いしながらもひな子に覆いかぶさっていく。そして、ひな子の片足だけを持ち上げて挿入した。多分、松葉崩しとかいう体位だと思う。昔、ひな子が相手ではないが試したことがある。でも、私のペニスでは長さが足りずにすぐに抜けてしまった。
『あぁ、やっぱり気持ちいい。蒼大、ずっとこうしたかったよ』
ひな子は、また気持ちが盛り上がってしまったようだ。
「ここだろ? ほら、気持ちいいだろ。ひなの気持ちいいところ、全部知ってるから」
元カレは、そんな事を言いながら腰を振る。ひな子の片足を抱きしめるようにしながら腰を振る彼は、少しムキになっているような感じがした。

『うん。だって、蒼大が探したんだもん。私が気持ちいいところ、全部蒼大が見つけたんだよ』
ひな子は、これ以上無いほどに顔をとろけさせながら言う。ひな子のこの顔を見ただけで、私は勝ち目がないんだなと絶望する。
「ひな、好きだ。……いしてる」
ゴニョゴニョと何か言った元カレ。
『え? 聞こえない。もっとちゃんと言って』
ひな子は、熱のこもった口調で言う。
「愛してる。ひな、愛してる」
元カレは、さっきよりもはっきりと言った。
『蒼大、愛してる。ねぇ、キスして。抱きしめて』
ひな子は、ハッキリとそう言った。そして、また正常位に移行する。すると、すぐにどちらからともなくキスを始めた。舌を絡ませながら、むさぼるようなセックスをする二人。もう、ベッドのシーツは乱れてグチャグチャだ。

『イクっ! イクっ! 蒼大、イクっ! 蒼大もイッてっ! 一緒にイキたいっ!』
ひな子は、泣きそうな声で叫ぶ。
「ひな、イク……。このまま出すから」
余裕のない声で元カレが言う。
『イッてっ! 出して欲しいっ! 蒼大、中に出してっ! 愛してるっ!』
ひな子は、ほとんど悲鳴のような声をあげた。そして、元カレは思い切り腰を突き入れた状態で、射精を開始した。中に出された途端、ひな子はビクンと体を跳ねさせるように震わせる。

元カレは、ひな子の中に注ぎ込みながらキスをした。長い時間、キスをし続ける二人。ひな子は、元カレにしがみつくように抱きついている。それだけではなく、脚まで彼の腰のあたりに巻付けるようにしている。

『いっぱい出たね。ドクンドクンってしてるのわかったよ』
ひな子は、夢の中にいるような表情になっている。
「ワルい……。思いっきり中に出しちゃったよ」
『謝らなくてもいいよ。私が出してって言ったんだから』
「ひな、愛してるよ」
『私も……愛してる』
そう言って、二人はまたキスをした。私は、見なければよかったと後悔していた。もう、二人とも気持ちが昔に戻ってしまったみたいだ。

その後、二人はキスしたり微笑み合ったりしてた。ひな子は、甘えた仕草で彼に抱きついたりもしている。幸せそうなひな子を見て、私は完全に自信がなくなってしまった。私と一緒にいる時、ひな子はこんな風に幸せそうなのだろうか?

すると、ひな子は何も言わずに彼のペニスをくわえ始めた。元カレは、気持ち良さそうにうめく。そして、優しくひな子の頭を撫でる。そんな状態で、ひな子のフェラチオが続く。長い時間フェラチオをした後、
『まだ出来そうだね。ねぇ、後ろからして欲しいな……』
と、ひな子はそんなリクエストまでする。あれだけ濃厚なセックスをして、まだ足りないのだろうか?

「そんなに気持ち良かった?」
『うん。とけちゃいそうだった』
ひな子は、そんな事を言いながら四つん這いの格好になる。自分の嫁が、他の男の前で自ら四つん這いになっている……。私は、悪い夢の中にいるような感覚になっていた。

『早く入れて。我慢出来ないよ』
ひな子は、もう私のことなんて忘れてしまったような感じだ。罪悪感を感じている気配もない。
「じゃあ、昔みたいにおねだりしてみろよ」
元カレは、いじめるような口調で言う。
『もう……。そういう所は変わってないんだ。いじわる』
ひな子は、焦れたように言う。でも、すぐに自分のアソコを指で拡げながら、
『蒼大のおちんちん、ひなのオマンコに入れて下さい』
と、言った。

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