前回の話

あおいは、熱っぽい顔で裕哉を見つめている。顔は上気したように赤くなっていて、胸の上の方もほんのりと赤くなっている。それは、上気していると言うよりは、発情してしまった牝のような雰囲気だ。
私は、童顔でどこか子供っぽいあおいが、すっかりと牝の顔になっていることに驚いてしまった。セクシーだとか妖艶だとかいう言葉とは、縁の無い女性だと思っていた。胸こそ大きいが、小柄で童顔だし、言動も無邪気な感じだ。天然と言われるようなキャラかもしれない。

それが、信じられないほど妖艶な目つきで裕哉のことを見ている……。いや、裕哉の股間を見ている。
「すごいじゃん。乳首でイケる女って、なかなかいないよ。メチャ敏感なんだね。きっと、ちゃんとしたセックスすれば、すぐに妊娠出来るんじゃない?」
裕哉は、軽いノリで言う。本気で思っているのか、適当に言っているのか判断がつかないような感じだ。考えてみれば、彼は昔からそうだ。真剣になっているところを見たことがないし、何かに熱中しているという話も聞いたことがない。つかみ所の無い男だ。

『だって、裕哉さんが上手だから。でも、珍しいんですか?』
あおいは、急に言葉づかいが戻った。さっきまでは、たまに敬語は混じるが、基本タメと言うか、年下相手にしゃべっているような口調だった。実際、裕哉は年下だが、その横柄な態度はそれを感じさせない。今のあおいの口調は、また年上相手のしゃべり方に戻っている。
「うん。俺も、そんなの一人しか経験無いし」
裕哉はそんな事を言う。でも、そんな会話をしながらも、彼はあおいの乳首への愛撫を途切らせる事がない。私との経験値の違いが、ハッキリとわかるような動きだ。

『私も、こんなのは初めてです。あんなに気持ち良くなっちゃうなんて、ちょっと怖いかも……』
あおいは、上気したような顔のまま言う。途切れることのない乳首への愛撫で、まだ興奮状態が継続しているようだ。
「弘さん、あおいちゃんこんなに敏感なんだから、ちゃんと感じさせてあげないとダメじゃん」
裕哉はさらに馴れ馴れしい感じになっている。私は、年下の彼にそんな事を言われ、屈辱的な気持ちだった。男性は、運転とセックスが下手と言われるのが許せないという。それは、本当なのかもしれないと思った。

『裕哉さん、もっと教えてもらえますか? 弘さんに、ちゃんとした愛撫を教えて下さい』
あおいは、そんな事を言う。悪気はないのだと思うが、私はその言葉に激しいショックを受けていた。それは、私のやり方がまるでダメと言っているのに等しい。裕哉のやり方を見て、確かに私のやり方は全然ダメだと理解はした。でも、それをあおいに指摘されるようなことを言われるのは、男として……夫として情けない限りだ。

「良いよ! ていうか、どうせこことか舐められたことないでしょ」
裕哉は、さっとあおいの股間に手を突っ込み、そんな事を言う。
『イヤッ! ダ、ダメです』
アソコに手を突っ込まれ、慌てて裕哉の腕を掴むあおい。顔が一瞬で真っ赤になった。たぶん、ほぼ触られたことなどないはずだ。私は、あおいのアソコを舐めるどころか、ろくに触ったこともないくらいだ。
いつも、キスをして胸を愛撫し、すぐに挿入してしまう。そんなやり方ばかりだ。あおいが恥ずかしがるのも理由だが、私も正直どうやって愛撫したら良いのかあまりわかっていないこともある。

「濡れ過ぎじゃん。どんだけ敏感なの?」
からかうように言う彼。そして、指先をあおいの顔の間に差し出すようにする。その指先は、ハッキリとわかるほど濡れて光っている。
『ち、違います! だって、さっき弘さんに……』
耳まで真っ赤にしながらそんな説明をすあおい。確かに、ついさっき、私は膣中に注ぎ込んだ。なので、濡れていて当たり前だと思う。

すると、彼は指先の臭いをかぎ始めた。
「違うじゃん。ザーメンの臭いじゃないよ。弘さんの、量が少ないんじゃない?」
彼は、そんな風に言う。でも、さっきは私は、今までに無いほど大量に出た感触があった。でも、裕哉に言われると、実は少ないのかな? と、自信がなくなる。
『そ、それは、弘さんとしたから……』
あおいは、モゴモゴと言う。彼女も、自分の言葉にまったく自信がないようだ。
「まぁ、いいや。じゃあ、舐める前に洗おうか。一緒に行こうよ」
彼はそう言って、強引にあおいを立たせる。そして、腕を引っ張って浴室に連れて行く。あおいは、自分でするから良いと何度も言うが、
「いやいや、舐めるのは俺だし、ちゃんと洗わせてよ」
と、彼は取り合わない。そして、二人は浴室に行ってしまった。私は、一人残される。そして、慌ててパンツやズボンをはき始めた。でも、勃起したペニスが恐ろしく固くなっていることに気がつく。握ってみると、自分のペニスではないように感じるほど固い。
興奮してる? 私は、自分が興奮していることにショックを受けていた。この状況で、どうして興奮出来るのだろう? 私は、おかしいのだろうか? そんな疑念が頭を渦巻く。

すると、浴室の方から、かすかにあおいの声が聞こえてくる。違うかもしれないが、あえぎ声のように聞こえる。私は、慌てて廊下に出て浴室に向かった。すると、
『んっ! ん、あっ、んんっ~~っ』
と、あおいのうめき声のようなものが聞こえてくる。それは、あえぎ声を必死で押し殺しているような感じに聞こえる。
「ダメじゃん。洗っても洗っても、ヌルヌルが取れないし」
からかうような裕哉の声。
『だ、だって、そんな風にされたら、うぅっ、声出ちゃう……ダメ』
押し殺すようなあおいの声。私は、浴室の前の廊下で、足が震えるのを止められずにいた。
「弘さんに聞こえちゃうよ。ほら、もっと我慢しないと」
からかうような裕哉の声。
『とめて、もう本当に、うぅ、ダ、メ……』
苦しげな声と、甘い声が混じってしまった感じだ。

「うわ、マジか、吹いてる。潮吹きなんだ」
『イヤッ、とめて、こんなの、うぅ、ひどい……。あぁ、とまらない、うぅ、やめてぇ』
声を必死で抑えているあおい。でも、抑えきれていない状態だ。私は、何をしているのか見えないことで、より以上に興奮してしまっている。そして、悲鳴みたいなあおいの声を聞きながら、股間をまさぐり始めた。ズボンの上から、揉むようにペニスを刺激する……。私は、驚くほどの快感を感じてしまっている。

「やっぱり、敏感すぎるでしょ。こんなに吹きまくったら、脱水症状になるんじゃない? ほら、口開けろよ」
急に命令口調になる彼。
『は、はい』
怯えたようなあおいの声。
「よし、そのまま開けてろよ」
『ん~っ!』
驚いているようなうめき声をあげるあおい。
「こぼすなって。飲めよ。脱水になるぞ」
『うぅ~っ』
「そうそう。ほら、全部だぞ。一滴もこぼすなよ」
裕哉は、嬉しそうな声で言う。すると、あおいがむせ始めた。かなり激しくむせるあおい。一体、何をしているのだろう? なにを飲ませている? 私は、足が震えっぱなしだ。それなのに、股間をまさぐる手を止められない。

「あ~あ、もったいない。健康にも良いんだぜ」
『ひ、ひどい、こんな事……ひどすぎます……』
むせながらあおいが言う。
「ひどくねーし。健康法であるヤツじゃん」
『他人のでは、しないですよね……。飲むのは自分のですよね』
「まぁ、同じようなもんじゃん? ほら、行くぞ。弘さん待ってるから」
そんな事を言い始めた裕哉。私は、慌ててリビングに戻った。

すると、全裸の裕哉と、タオルを身体に巻いたあおいが戻ってきた。裕哉のペニスは、ほとんど真上を向くほどそそり立っている。ヘソに届きそうなほどの長さがある。あんなものが、小柄なあおいに入るのだろうか? そして、入ってしまった後、彼女はどうなるのだろうか?

「じゃあ、そこに座んなよ」
裕哉に誘導され、ソファに座るあおい。申し訳なさそうと言うか、罪悪感を感じているような顔になっている気がする。浴室で、潮を吹かされたり飲尿までさせられたことを気にしているのだと思う。

恥ずかしそうにソファに座るあおい。タオルが開かないように、手で押さえたりしている。今さら隠す必要があるのかな? と、思ってしまうが、恥じらっている姿を見たことで、余計に興奮してしまった。

「じゃあ、弘さん、お待たせ。よく見といて下さいね~」
そんな風に言うと、裕哉はさっさとあおいのタオルをめくってしまった。胸のところは隠されたまま、アソコが晒されてしまう。薄いヘアに、小さな陰唇。幼い見た目通りのアソコだ。そして、こんなに明るい状況で見るのは私も初めてだ。
よく見ると濡れて光っているのがわかる。しっかりと洗ったはずなのに、蜜が溢れ出してくるのだろうか?

『電気、消して下さい』
あおいは、両手で顔を隠しながら恥ずかしそうに言う。アソコを見られてしまった時、どこを隠すのかも国によってまちまちだと聞いたことがある。あおいは、顔を隠している。あおいらしいなと思いながらも、私は照明を消そうとした。
「消したら見えないっす」
裕哉は、そんな風に言って私をとめる。私は、結局何も出来なかった。

裕哉は、顔を近づけてあおいのアソコを観察する。そして、
「へぇ、綺麗なオマンコだね。こんなの、見たことないよ。よっぽど、ソフトなセックスしかしてないんだな」
と、言う。
『そ、そんなに見ないで……』
泣きそうな声で言うあおい。もう、最初の頃の年上風は消えてしまっている。「クリトリスは大きいんだ。スゲぇ敏感そう。やっぱり、あおいちゃんはエロい身体してるねぇ」
からかうような口調の彼。あおいは、小さな悲鳴みたいな声をあげた。そして、彼は無造作にあおいのクリトリスを舐め始めた。
『うぅっ、イヤ、あっ、うぅあっ』
あおいは、泣きそうな顔のまま声を漏らし始める。裕哉は、舌先でつつくように舐めたり、弾くように舐めたりしている。しばらく舐めると、指でクリトリスの包皮を剥き始めた。裕哉の言うとおりの大きめなクリトリスは、すぐに剥き出しになる。彼は剥き出しになったクリトリスを、舌が触れるか触れないかの微妙なタッチで舐め続ける。
『うぅっ! うぅ~っ! これダメぇ、うぅあっ! あっ! 声出ちゃう、気持良すぎちゃうぅっ、弘さん、ごめんなさいっ』
あおいは私に謝りながら、とろけた声をあげ続ける。胸のところのタオルもはだけてしまい、丸見えの状態だ。

私は、完全に趣旨が変わってしまったなと思っていた。叔母の命令で、裕哉にあおいを妊娠させてもらう……。それに納得しているわけではないが、いま目の前で二人がしているのは、子作りではなく快楽のためのセックスだと思う。

「ほら、もっと声出して。弘さんに覚えてもらうんだろ?」
裕哉は、そんな事を言いながらクリトリスを舐め続ける。あおいは、ソファの上であえぎ続け、時折泣きそうな顔で私を見つめる。
『ダ、メ……イ、イッちゃう……もう、うぅっ、ごめんなさいっ! イク、イクっ!』
足をピンと伸ばしてあごを上げて身体を震わせるあおい……。あっけないほど簡単にイカされてしまった。

「やっぱ敏感じゃん。これなら、どんな舐め方でもイカせられるっしょ」
裕哉は、口の周りを手の甲で拭きながら言う。あおいは、だらしなく足を広げてとろけた顔をさらしている。
「じゃあ、メインイベント始めよっか」

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