前回の話

「ホントですか!? 千里さんがナンパしてって事です?」
孝一は、かなり驚いている。
『ちょっ、ちょっと、声大きいわよ。起きちゃうでしょ』
嫁は、少し慌てた声を出す。
「平気ですよ。先輩、ああなったら起きないですから」
孝一は、落ち着いた口調で言う。
『それはそうだけど……。そろそろ帰ったら?』
嫁は、少し落ち着かない感じで言う。
「いや、まだです。もっと聞かせてくださいよ」
孝一は、嫁にそんな風に言う。私も、もっと聞きたいと思っていた。まさか、嫁が浮気経験ありとも思っていなかったし、嫁の方から声をかけていたなんて、とても信じられない。
『別に、それだけよ。私が声かけて、半年位付き合いがあったって言うだけよ』
嫁は、かなり言いづらそうな感じだ。
「どうして声かけたりしたんですか? どこで声かけたんですか?」
質問を重ねる孝一。
『どこって、ショッピングモールよ。イ〇ンよ。フードコートで』
嫁が質問に答えた。まさか、日常的によく行く場所でそんな事をしていたなんて、予想外もいいところだ。
「あんなところで逆ナンですか? なんか、プロって感じですね」
『なにそれ。面白い言い方。ご飯食べてるときに、私のスカートの中チラチラ覗いてる男の子がいたの。なんか、可愛い感じで、ちょっとからかっちゃったんだ』
嫁は、なんとなく懐かしそうな感じで言う。
「どうやってからかったんですか?」
『え? その……脚組んだり、ちょっと広げてみたりよ』
「それって、モロ誘惑じゃないですか」
『そうかもね。彼、顔真っ赤にして恥ずかしそうにしてたわ』
「それで、どうやって声かけたんですか?」
『それは……。覗いてたでしょって』
「うわっ、そんな風に言われたらメチャビビるでしょ」
『うん。すごくビビってたわ』
そんな会話を続ける二人。

結局、そのまま嫁がラブホテルに誘ったそうだ。そして、ビビる男の子に筆おろしをして、ズルズルと関係を続けてしまったそうだ。

まだ20歳の若い男の子なので、嫁とのセックスに夢中になり、ほとんど毎日と言っても良いくらいセックスを求めてきたそうだ。
時間がないときなどは、自宅の近くの公園のトイレや、駅ビルの非常階段でもセックスをしたそうだ。そして、その半年間は、ピルを飲んでいたそうだ……。
「って言うことは、中に出されたりしてたんですか?」
『そ、そんなのいいでしょ! もう、質問終わりだよ』
焦る嫁。どう聞いても、中出しされていたと思える。
「へぇ。まさか千里さんがそこまでするなんて、超意外です。けっこう、一途なタイプなんですか?」
孝一は、不思議そうな声で聞く。
『そ、そんなことないわよ。ただ、すごく求められるから……。嬉しいって思ってたかも』
嫁は、恥ずかしそうに言う。その言葉に、私は急に責任を感じ始めた。私がちゃんと嫁を女性として見ていれば、嫁の浮気はなかったのではないか? そんな気がしてきた。

そして、嫁は孝一に上手くのせられたのか、色々と話をする。私達には大学時代の友達と遊ぶと言って家を出て、一日中彼の家でセックスをしたこともあるそうだ。
一日中全裸で過ごし、料理をするのも食事をするのも全裸で、ほぼ一日中ハメっ放しだったそうだ。つがったまま昼寝をしたり、口移しで水を飲ませ合ったりしたそうだ。
私は、激しく動揺してしまった。そんなガチの浮気をしていたなんて、とても信じられないし、信じたくもない。私は、机に突っ伏して寝たフリを続けながら、心臓がバクバクしていた。でも、さっきから私は勃起しっぱなしだ。なぜか興奮してしまっているし、嫁への独占欲のような気持ちがものすごく大きくなっている。

『ちょっと、なに大きくしてるの? 興奮しちゃった?』
嫁が、ちょっと笑いながら言う。
「そりゃ、興奮しちゃいますよ。だって、千里さんエロ過ぎるでしょ」
『そんなことないわよ。昔の話よ。それより、ちょっと見せてよ。大っきくなったところ見てみたい』
嫁は、そんな事を言う。私は、またドキドキしていた。この前は、勃起していないペニスを見ただけだった。それでも、嫁はビックリするくらい大きいと言ってた。

「いいですよ。でも、そんな事言い出すなんて、千里さんも興奮してるんじゃないですか?」
からかうように言う孝一。
『そんなわけないじゃない。ただの好奇心よ。ほら、自信あるんでしょ? 早く見せなさいよ』
嫁は、ノリノリという感じだ。
「どうですか?」
『わっ、本当に大きいんだね。これじゃ、彼女も痛いかもね』
嫁は、驚いていると言うよりも、どことなく興奮しているような口調に思える。

「わかってもらえました? ホントに大きいでしょ? でも、大きいだけならまだいいんですけど、すごく固いんですよ。固くて痛いって感じなんですよね」
孝一はそんな事を言い始めた。
『そうなの? ホントね。プラスチックみたい』
私は、思わず飛び起きそうになった。触ってる? 私は、ドキドキしながら薄目を開けた。でも、二人の姿は見えているが、手元までは見えない。ただ、嫁が今まで見た事のないような表情になっているのはわかった。興奮しているとも、好奇心で目を輝かせているとも言えない感じだ。もしかしたら、牝の顔というのがこういう表情なのかな? と、思うような顔だ。

「プラスチック? プラッチックの事ですか?」
『なにそれ。プラスチックはプラスチックよ』
二人は、噛み合わない会話を続ける。関西方面出身の孝一は、そう言うらしい。
「そろそろいいですか? あんまり握られちゃうと、さすがに変な気起きちゃいそうです」
孝一はそんな事を言う。
『ご、ごめん。なんか、握り心地いいからつい……』
「じゃあ、そろそろ帰りますね。ムラムラしちゃったんで、風俗でも寄って帰ります」
そんな事を言い始める孝一。彼女がいて、浮気もしているのに、風俗まで行っているのに驚いた。
『そんなところ行ってるの? だって、手やお口でしかしてもらえないんでしょ? もったいないじゃない』
嫁は、そんな事を言い始める。私は、急にイヤな予感がしてきた。
「いや、たまには気楽でいいもんですよ」
孝一はそんな事を言っている。
『もったいないわよ。貯金しときなさいよ。私が手でしてあげるから』
嫁は、そんな事を言い始めてしまった……。
「えっ? マジですか?」
孝一は、驚いている。無理もないと思う。
『手だけよ。いつもワインとか持って来てくれてるでしょ。お礼よ』
嫁はそんな事を言った。そして、遠慮しがちな孝一を再びソファに座らせる。

「なんか、悪い気がします」
孝一は実際に罪悪感を感じているような口調だ。
『悪いに決まってるじゃない。内緒よ。それにしても、本当にカチカチなのね』
「あぁ、ヤバい。メチャ気持ちいいです」
『ふふ。お汁出てきたわね。大きいと、これの量も多いのね』
「いや、千里さんがしてくれてるから、いつも以上に興奮してるんだと思います」
『こんなおばちゃんでごめんね。風俗なら、もっとピチピチの子が相手なんでしょ? 我慢してね』
「そんな事ないですって! 僕が行くのって人妻系のヘルスばっかですし、千里さんレベルの美人なんて、絶対にいないですもん」
『はいはい。褒めても手だけよ』
「それで充分です!」
そんな会話をする二人。でも、嫁は孝一のペニスを手コキしている……。私は、なんとか見ようと微妙に体勢を変えるが、やっぱり手元までは見えない。上気したような嫁の表情が見えるだけだ。

『これくらいで大丈夫? 弱い?』
嫁は、少し恥ずかしそうな声で聞く。
「大丈夫です。気持ち良いです」
孝一は、少し照れているような口調になっている。二人とも、多少ろれつが回っていない感じはあるので、けっこう酔っ払っているのだと思う。でも、酔っているからといってこんな事までするのはやりすぎだと思う。

『ごめんね、ちょっと持ちづらいから両手でするね。指が回らないなんてウソみたい』
そんな事を言う嫁。指が回りきらないなんて、どんなに太いのだろうと思う。そして、そんなものを握ってしまっている嫁は、変な気持ちになっていないのだろうか? 私は、興奮しているのは確かだが、不安な気持ちの方が大きい。
「あっ、すみません。両手で大丈夫です。あぁ、気持ち良いです。上手ですね。その彼に色々してあげたんですか?」
孝一は、そんな質問をする。
『そうよ。こんなのはどう?』
「うぅっ、ヤ、ヤバいです、気持ち良すぎる、うぅっ、ちょっ、ストップ、うぅっ!」
余裕のない声を上げる孝一。嫁は、どんな責め方をしているのだろう?

『ふふ。さすがね。あの子は、これやるとすぐにイッちゃったわ』
嫁は、Sっぽい雰囲気になっている。私は、いままで知らなかった嫁の姿に驚いていた。嫁は、どちらかというとM寄りの性癖だと思っていた。私とのセックスでは、基本的に受け身ばかりだ。

「いや、マジでヤバかったっす。それにしても、千里さんテクニシャンすぎません?」
孝一は、感心したように言う。
『色々と頑張っちゃったからね。それくらいしないと、おばちゃんなんてすぐ飽きられちゃうからね』
嫁は、少し寂しそうに言う。私は、嫁が若い恋人のために色々と頑張っていたと聞かされ、胸が痛んだ。浮気された怒りよりも、健気な嫁に同情のような感情すら持ってしまう。夫が、浮気した嫁に怒り狂って復讐をするという話をネットやテレビでは見かけるが、私に関してはそんな感情は起こる気配もない。

「千里さんだったら、頑張らなくても大丈夫だと思うけどなぁ〜。それに、千里さんから別れたんでしょ?」
『それはそうだけど……。でも、彼に飽きられてきてたって感じたからかもね』
嫁は寂しそうに言う。
「へぇ……。僕なら飽きるなんて絶対ないけどなぁ〜。色々頑張ったって、どんなことしたんですか?」
『え? そんなのいいでしょ。ほら、早く出しちゃいなさいよ。いい加減疲れたわ』
嫁は、話をそらそうという感じで言う。
「教えてくれたらすぐ出ますって」
孝一は、少し余裕のない声で言う。嫁が手コキをしながらこんな会話をしていると思うと、さすがにやりすぎだと思う。でも、なぜか私のペニスは手も触れていないのに射精寸前まで追い詰められている。

『もう……そんなたいしたことしてないわよ。エッチな下着着てみたり、その……セーラー服着てみたりよ』

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