翌日、息子を祖母の家に預けに行った。息子も実家も、行ってみれば相思相愛だ。とても楽しみにしてくれていて、いつも快く預かってくれるし、息子も楽しみにしている。
でも、まさか息子を預けて、あやみを家庭教師の若者と浮気をさせているなんて、想像もしていないはずだ。
「ドキドキしてる? 楽しみ?」
家に向かう車の中で、あやみはからかうような口調で聞いてきた。正直、ドキドキしているし、興奮もしてしまっている。やっぱり、動画で見るのと実際にこの目で見るのは大きな違いがあるはずだ。
私は、正直に楽しみだと告げた。
「ヘンタイだね。パパが望むなら、今からデートでも良いよ。健吾とのデートはなしにして、パパとこのままどこか行っても良いよ」
あやみは、まるで究極の選択でもさせるような口ぶりだ。実際、私は試されていると感じた。もしかしたら、最後のチャンスを与えられた? そんなことまで考えている。
それなのに私は、答えることも出来ずに運転を続けている。
「大丈夫? こんなに興奮しながら運転して、事故らない?」
あやみは、私の股間を握りながらそう言った。自覚はあったが、私は勃起していた。あやみがデートしようと言ってくれているのに、頭の中ではこの後のあやみと健吾くんのセックスのことで、頭がいっぱいだ。
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