前回の話

次の朝、あんなことがあってもとくに何も変わらず、3人で朝ご飯を食べた。でも、微妙に清に気まずそうな感じがある。でも、真美は明るい感じで話を続け、
『今日は、何するの? 何か予定あるの?』
と、清に聞いたりする。今日は俺も休みだし、清も休みのはずだ。

「え? 別に予定ないよ。家に帰って、ゴロゴロするつもりだけど」
と、答える清。


『だったら、遊びに行こうよ。ボーリングとかしない? なんか、最近運動不足だし』
真美は、そんなことを言う。昨日、清に太ってきたと言われたことを気にしてるのかな?と、感じた。
「おっ、良いね。メチャ久しぶりだよ」
清は、楽しそうだ。そして、今日の予定が決まった。

食事が終わると、準備をし、4人で出かけた。息子はまだ1歳なので、ボーリングは出来ない。でも、お出かけは好きなので楽しそうだ。

なんとなく、組み合わせ的に俺が息子の面倒を見て、清と嫁が話をしているという感じになる。なんというか、嫁がデートをしているのに付き添っているような不思議な気持ちになる。

ストライクやスペアを取る度に、ハイタッチする2人。もちろん俺ともするが、なんとなく疎外感を感じてしまう。
『パパ、頑張ってよ! 負けてるよ!』
真美は、急に俺を応援してくれた。そんなことで妙に嬉しくなる俺。自分でも、単純だなと思う。そして、やる気を出した俺が追い上げ、ほとんど清と同じようなスコアになる。すると、真美が耳打ちをしてきた。
『負けたら、今日も清さん手伝っちゃうよ。もっと、すごいやつしちゃうよ』
と、言う真美。俺は、ドキッとしてしまった。今日も、清を泊めるつもりなのだろうか? 俺は、一気に色々と想像してしまった。そして、最終フレームの2投目、後2本倒せば俺の勝ちだ。ピンは、5本残ってる。普通に投げれば、まず勝てる状況だ。

俺は、真美を見た。真美は、しっかりと俺のことを応援してくれている。俺は、落ち着いて足を踏み出した。でも、投げるまでの数歩の間に、もっとすごいヤツを見たいという気持ちが湧いてしまった。

結局、俺はガターになってしまった。わざとではない。でも、余計なことを考えた結果だと思う。
『あ~あ、負けちゃったね。ホント、でも、良い勝負だったね!』
真美は、さっきのことは何も言わない。優しい顔で慰めてくれるようなことを言う。でも、しばらくすると、また耳打ちをしてきた。
『じゃあ、今日はすごいことしちゃうね』
真美は、そんな風に言った後、ウィンクをしてきた。俺は、真美のその仕草にドキッとしてしまった。そして、その後数ゲームして、昼を食べに行った。楽しい雰囲気で食事は進み、あっという間に良い時間になった。

「じゃあ、そろそろ帰るわ。ホント、楽しかったよ。ありがとな」
清は、本当に感謝している顔で言う。
『今日も泊まっていけば良いでしょ? どうせ、やることないんだから』
真美は、からかうように言う。清は、さすがに悪いから帰ると言う。でも、俺も真美も、全然悪くないし、気にせず泊まって行くように勧める。強引に押し切られるように、清は泊まって行くことになった。

ボーリングの疲れもあり、ダラダラ過ごした後、夕食を食べ始めた。さっきスーパーで買った寿司とか惣菜だ。食べ終わる頃、俺が息子を寝かしつける。そして、寝かしつけてリビングに戻ると、すでに二人はビールを飲んでほろ酔い加減だった。

『パパ、お疲れ様。すぐ寝た?』
真美が、ほろ酔い加減のまま聞いてくる。俺は、すぐ寝たよと答えながら、ドキドキしていた。本当に、凄いことをするつもりなのだろうか?

そして、俺もビールを飲み始める。
「本当に、色々ありがとう。二人には、助けられっぱなしだよ。おかげさまで、俺もかなり気持ちの整理がついたと思う」
清が、珍しくしみじみとそんなことを言ってきた。
『よかった。ホント、最初の頃はどうなっちゃうのか心配だったんだよ』
真美が、そんな風に言う。確かに、嫁さんが死んでしまった直後は、後を追うんじゃないかと思うくらいに清は落ち込んで憔悴しきっていた。

「本当にありがとう。俺がいつまでもくよくよしてたら、アイツに怒られちゃうからね」
清は、笑顔で言った。そして、昔話を織り交ぜつつ、楽しく飲みながら会話を続ける。

『ランジェリーパブ? へぇ、女の子が下着姿なんだ。それって、エッチなことも出来るの?』
真美が、清がたまに行くというランジェリーパブの話に食い付いた。
「いや、そういうのはないよ。ただ、飲むだけ。キャバクラの、下着版って感じかな?」
清が説明をする。
『そうなんだ。でも、それって余計に欲求不満になるんじゃないの?』
真美が、もっともなことを言う。俺も、行ったことはないけどそんな気がした。
「まぁ、どうせキャバクラとか行っても上手いこと出来ないし、風俗行くのもなんとなく抵抗あるから、ランジェリーパブくらいがちょうど良いんだよね」
清は、少し恥ずかしそうだ。確かに、そこまでカミングアウトしなくてもいい気はした。

『じゃあ、ランジェリーパブしてあげるね』
真美は、そういうと、いきなり服を脱ぎ始めた。慌てて止める清。でも、ワンピース姿だった真美は、すでに下着姿だ。薄いピンクのブラジャーとショーツ。いつもの着古したヤツではなく、新しい感じがする。そして、ちょっと布が小さめな感じで、セクシーな雰囲気もある。

『はい、ついであげる』
そう言って、ビールをコップにつぎ始める真美。少し頬が赤くなっていて、真美も恥ずかしいんだなと感じる。
「いや、なんか……凄いね。セクシーだよ。緊張しちゃうな」
清は、コップを持ちながらそんな風に言う。本当に、かなり緊張気味だ。でも、やっぱり視線は胸や太もものあたりに注がれているのがわかる。

そして、家庭内ランジェリーパブが始まった。俺は、見慣れた嫁の下着姿なのでそれほど興奮はしない。でも、その姿を清に見られているという状況に、不思議なほど興奮してしまう。

清も徐々に慣れてきて、
「ホント、大きいね。それだけ大きいと、肩こるんじゃない?」
清が、嫁の胸の谷間を見ながら言う。俺は、昨日の真美のハンドサービスにもなぜか興奮してしまったが、今もやっぱり興奮している。自分の嫁の下着姿を他の男に見られて興奮する……。これは、きっと寝取られ性癖というヤツなのだと思う。

俺がそんなことを考えていると、いつの間にか清が真美の肩を揉んでいた。
『あぁ、気持ちいい。清さん、上手じゃん』
肩を揉まれながら、気持ちよさそうな声をあげる真美。下着姿の真美が肩を揉まれているのは、不思議な感じがする。清は、ニヤニヤしながら揉み続ける。上から覗くように、真美の胸の谷間を見ている。

「ホントに凝ってるね。胸って、結構重いんだね」
清はそんな風に言う。
『そうなんだよ。下から持ち上げてみて。重さわかるから』
真美がそんな風に言う。すると、清はすぐに真美の胸を下から持ち上げるように持った。
「ホントだ! こんなに重いんだ!」
大げさに驚く彼。俺は、ユサユサと揺らすように真美の胸を持ち上げている清を見て、かなりのショックを受けていた。どんな形であるにせよ、真美の胸を触られている……。俺は、今までに感じたことがないような嫉妬を感じていた。

『ホント、もっと小さくなって欲しいよ』
真美がそう言うと、
「痩せれば小さくなるでしょ」
と、清がからかうように言う。
『もう! 別に太ってないもん』
真美が、胸を持たれたまま言う。俺は、ドキドキしながら成り行きを見守っている。

「ごめんごめん。じゃあ、ここも揉んであげる。少しは楽になるんじゃない?」
清がそう言って、真美の胸を揉み始めた。下から持ち上げるだけではなく、鷲づかみっぽくしながら揉む彼。
『もう……。エッチ』
真美は、そんな風に言うだけで抵抗しようとしない。清は、興奮した顔でブラジャー越しに胸を揉み続ける。一気に、空気が淫靡なものに変わった感じがする。

「ここは、柔らかいね。ぜんぜん凝ってないよ」
胸を揉みながら言う清。凝ってないと言いながらも、夢中で胸を揉み続けている。
『うん。柔らかいでしょ』
真美がそう答える。少し、緊張しているような感じになってきている。すると、清がブラ越しに乳首を摘まむようにし始めた。
「でも、ここはすごく固い。めちゃくちゃ凝ってるよ」
そんな風に言う清。
『うぅ、んっ、バカ……』

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